世界設定

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基本設定

舵天照世界のおおまかな印象は?
 舵天照はの世界は「和風ライトファンタジー」です。
 現実世界における江戸時代後期(18世紀後半〜19世紀前半)くらいの世界を参考にしていますが、あくまでライトファンタジーですから、厳密な世界考証はあえて抑え気味にしています。
 派手な時代劇や御伽噺のような世界を想像していただければ大丈夫でしょう。
農村や漁村での生活の様子は?
 村長や庄屋がいて、田畑や山林(海原)が広がり、裏山に祠や社があるといった、昔話に出てくるような農村を想像してください。
 多くの村では、村長や庄屋を中心とした「寄合い」と呼ばれる談合で村のことを決めており、村に対する最終的な責任を負う領主や代官が存在します。
 日が昇る前に起きて一仕事をして軽い朝食をとり、野良仕事、昼食、野良仕事、夕食と一日を過ごし、内職をしつつ日が落ちるとそうそうに床へつくという生活が一般的です。
 現金収入は少なく、農作物、収穫物などの現品収入が中心で、必要に応じて街へ作物や加工品を売りに出向きます。そこそこの規模の農村では、外部から商人が仕入れに訪れる他、農機具の購入や修繕は、定期的に訪れる行商人や鍛冶師が利用されます。
都市部での生活の様子は?
 都市部での生活は、落語や時代劇でもよく見られる長屋住まいが一般的です。
 肉体労働者の場合、日が昇ってから朝食をとって仕事に出かけ、昼食は屋台や手弁当で軽くとり、午後は3〜4時くらいには仕事を切り上げて帰宅、夕食を食べたら内職をするか早々に寝てしまいます。
 収入は現金収入が中心ですが、生活物資は商店で揃え、子供を寺子屋や道場へ通わせることも一般的であり、収入はあまり手元に残りません。
 長屋の大家が庄屋のような役割を果たしており、住民の苦情や要望は大家を通じてか、もしくは奉行所へ直接届けられます。
荷運びには牛や馬が使われている?
 YES。
 牛や馬の他、もふらさまも利用されています。
火山は存在する?
 YES。
 非常に珍しいものですが、活火山も存在します。
温泉は存在する?
 YES。
 火山の数に比べて異常なくらい豊富です。
海水の塩分濃度は現実世界とほぼ同じ?
 YES。
地震は発生する?
 YES。
 活断層やマントル型地震は発生しませんが、火山性地震は稀に発生することがあります。
紙は普及している?
 YES。
 情報媒体としての紙は一般に広く普及しています。
 とはいえ決して安価なものではないので、書籍は高価ですし、書き損じ紙なども積極的に再利用されています。
島の縁は滝のようだが、海流はどうなっている?
 外縁に近付くに従って海流が強くなります。
(海岸線付近での海流は皆無です。ちょっとした漁くらいなら特に問題になりません)
 また、一定のラインを超えると急激に流れが激しくなります。
舵天照の世界に存在しない単語は?
 極めて近現代的な科学技術や概念は存在しないことがあります。
 例えば、「機関車」「相対性理論」「共産主義」などの単語を登場させることは難しいでしょう。
外国人との会話はどのようにしている?
 都合の良いことに主要言語は全て日本語です。
 ジルベリアと天儀と言えど、違いは単語くらいで、文法などは殆ど一緒です。
 全く言葉が通じないのは超どマイナー言語に限られます。
英語や外来語を使用しても構わない?
 YES。
 未登場である文化圏の言葉も使用して構いませんが、雰囲気にそぐわない場合もありますので、ロールプレイとの兼ね合いはご自身で上手にバランスをとってください。
ギャル語やエセチャイナ語は使用しても構わない?
 YES。
 いわゆる一種の造語であるこれらの言語は、自由に使用して構いません。
「大阪弁」や「京都弁」の位置づけは?
 それ自体が一つの単語、概念であるとお考えください。
 PCたちは「大阪弁」を知っていますが「大阪」が如何なる存在であるかは知りません。
【NEW!】英語(アルファベット)は存在しますか?
 一応YES。
 ただし、存在はしますが、マイナー言語扱いです。使用できる者は少なからずいますが、日常会話に使う人々は極々少数に留まります。
太陽系などの公転周期(暦周り)は現実世界と同じ?
 YES。
 太陽や月は存在し、現実世界と同様に周転しています。
天文学の知識レベルは?
 一部の先進的な学者が研究に取り組んでいます。
 民間では役に立ちにくい学問な為にあくまで趣味の範疇を出ませんが、暦を作成せねばならぬことから、月陰暦、太陽暦(いわゆる1年365日+閏年)の作成を最低ラインとして、公的機関では一定の知識が蓄積されています。
四季の移り変わりは存在する?
 YES。
 特に天儀においては日本的な四季が存在します。
北極星は夜間における方位の目安になる?
 YES。
星座は現在の名前を和訳したもので考えれば良い?
 YES。
 ジルベリアなどではそのまま呼ばれています。
 また、星座によっては別の名前がついていたりするかもしれません。
雪の結晶は知られている?
 YES。
 開拓者レベルであればおおよそ知っています。
(一般人であれば知らない可能性が高いでしょう)
神社仏閣などの聖域に精霊力や瘴気は存在する?
 ケースバイケース。
 一般的な傾向として、精霊力が強く、瘴気は薄まります。
 精霊力と瘴気は衝突しやすいものと考えてください。
街中などの自然な大気に精霊力や瘴気は存在する?
 どちらも存在しますが、微量です。
 (レーダー系スキルに影響を及ぼすほどの濃度ではありません)
 ただし、魔の森に近ければ近いほど瘴気は濃くなるなど、状況に従って判断されます。
魔の森は世界中どの儀、どの国でも発見されている?
 YES。
(2012年2月現在)
舵天照の世界に幽霊は存在しますか?
 NO。存在しません。
 とはいえ、民間レベルでは科学的な実証主義がまだ確立していませんので、幽霊の存在自体は「いるんだかいないんだかよく解らないけど、もしかしたらいるかもね」程度に思われており、曖昧な状態にあります。
 ただし舵天照の世界にはアヤカシが存在しますから、誰かが「幽霊を見た!」と主張しても真っ先にアヤカシの存在が疑われます。
天儀における飲酒、喫煙の制限は?
 一般的には、概ね14歳が制限年齢であると考えられています。
 飲酒、喫煙の制限年齢は法によって定められているものではなく、おおまかな公序良俗として認識されています。従って14歳未満の飲酒喫煙も違法行為ではありませんが、周囲から注意されたりたしなめられたりする可能性は高いでしょう。
 また、一部氏族や地域で飲酒喫煙が制限されている可能性はありますが、こちらも年齢制限ではなく、飲酒自体禁止、喫煙自体禁止という扱いが殆どです。

儀について

【NEW!】儀から他の儀は見えていますか?
 NO。
 遠過ぎるので見えません。概ね1000km以上離れています。
【NEW!】儀と儀を結ぶ航路は一本道?
 一応YES。
 嵐の門は儀と儀のあいだにひとつしか(今のところは)見つかっていません。ただ、嵐の門が一本道であるだけで、門通過前、通過後の航路は数多くあります。
【NEW!】儀から儀への航行中に発生した事件はどの国が処理する?
 嵐の門通過前、通過後で概ね区分されています。
【NEW!】嵐の門周辺の様子は?
 嵐の門は嵐の壁と呼ばれる雲の壁の一部に存在します。
 この雲の中は激しい嵐となってい、通過は不可能です。一方で嵐の門と呼ばれる部分は雲が無く、気候は穏やかで落ち着いています。
【NEW!】嵐の門を通過した後は穏やかなフライトになる?
 一応YES。
 嵐の門内部も基本的には安定しています。ただ、それ以外を航行中でも、天気次第では不安定な空を乗り切らなくてはならなくなります。
【NEW!】儀間を飛空船で移動する場合、航路の安全はどうなっている?
 地域により様々です。定期的に船が航行するような主要航路では、航路上に目印や係留所となりうる島などがあり、武装船による巡回も行われています。
 ただ、それでもアヤカシや空賊の出没を完全に阻止できる訳ではなく、時折襲撃事件が発生します。

組織と施設

「警察」や「裁判所」について。
 「警察」という名前ではありませんが、様々な治安維持組織が存在します。
 天儀においては、一般的に奉行所がその任に辺り、同心や私兵を組織して犯罪の摘発や裁判を執り行っています。
 これら奉行所は現代でいうところの「市役所」「警察」「裁判所」「刑務所」などを全て合体させたような組織であり、町人にとっては、公的な問題や陳情を持ち込む総合窓口となっています。
 ただし、こうした組織が編成されているのは中央の政府によって掌握された直轄領や都市部に限られます。
 独立領主や豪族の治める地方都市や大規模農村では、組織も小さくなって私兵や開拓者に頼った組織となり領主や代官が責任者を兼ねます。村民による自治が行われている農村では、自警団がこの任にあたり、彼らが犯罪者を捕まえた場合は、予め定まっている法や習慣に従って処罰を下すか、中央の然るべき地位の人物へ連絡を入れて指示を仰ぎます。
 こうした組織は、大都市では激務の為に人手不足、地方では志体(戦力)不足であることが多く、開拓者ギルドの存在は日増しに重要となっています。
犯罪者は誰が捕まえる?
 都市部では、一般的に「同心」が治安維持任務に当たります。
(時代劇などで見る「岡っ引き」は彼ら同心が自腹で雇った私兵で、実際には非公認の協力者であり、公的な身分ではありません)
 他には、各地域や領主の編成した諸隊や私兵がこの任に当たったり、開拓者が協力して事件解決に当たったりすることもあります。
 特に志体を持つ犯罪者の場合、同心の中から志体を持つ者を選んで任に当てますが、十分な戦力がそろうとは限りませんので開拓者の出番となるケースが増えます。
捕まえた犯罪者の裁判は?
 都市部であれば奉行所、地方では領主や代官がその責任を負います。
 農村などになると村長や有力者の合議で法や慣習に従って罰を与えたり、重大事件なら中央へ連絡を入れて判断を待ちます。
牢屋は鉄格子ではなく木枠が主流?
 YES。
 ただし、例えば志体を入れる為の牢屋が木枠では不安でしょう。
 そこそこの規模の牢屋には、必ず鉄格子の牢屋も設置されています。
「行政官の下位官」とは、奉行所のお奉行様、という事ですか?
 ニュアンス的にはやや違いますが役割としてはほぼ同じです。
 また、単なる軽犯罪まで奉行様が確認していると面倒ですから、例えば奉行の部下らが裁くケースも多く、「行政官の下位官」とはこうした彼等の事を指しているとお考えください。
学校は存在する?
 一応YES。
 公的な学校はたいへん珍しく、一部子弟が通うに留まります。
 民間では、ある程度の地方都市に行けば寺子屋や道場などは必ず存在します。
民間の訓練、学習施設について。
 天儀においては、多くの寺子屋や道場の主は「商売でやっているんじゃない」という社会的地位やプライドがある為、謝礼は親の経済状況に応じて受け取ります。
 すなわち、謝礼は幾らと予め設定せず、入門する側が「このくらいだろう」と考えて準備するのが一般的です。
 従って、貧乏な生徒相手であれば殆ど無料同然で教えている(そうせざるをえない)寺子屋や道場もあり、貧乏で苦労する寺子屋の先生なども多勢見られます。
 もちろん名門中の名門ともなれば、たいへん裕福な私塾や道場も存在するでしょう。
 道具や教本は自腹が基本ですが、余裕があれば貸し出してくれるかもしれません。また、また、金銭による謝礼の他に、季節毎に野菜を届けたり扇子や櫛等を付け届けたりすることもあります。
関所は存在する?
 YES。
 天儀の世界にも、関所は一般的な存在です。
 ただし、通行税の徴収よりも人相改めやアヤカシの摘発に重きが置かれています。
銭湯は普及している?
 YES。
 天儀と泰では一般的に普及しています。
農村で自警団を組織してアヤカシに備えることはある?
 一応YES。
 しかし窮余の策です。農村の自警団では小鬼の数匹を退治するのが精一杯でしょう。
 志体を持つ開拓者などを雇うほうが現実的です。
無位無官の者が、実力次第で新興氏族として独立を認められたりことはある?
 YES。
上記新興氏族が、功績や実力次第で領地を与えられることはある?
 YES。
 実績を示せば領土や特権などを与えられることがあります。
 ただし、現在は朝廷よりも各国のほうが大きな権力、実力を持っていますから、朝廷に所属するより王や領主の配下となったほうが功績を認められる可能性は高いでしょう。
精霊門を一般人が通ることはできる?
 YES。
一般人が精霊門を通るには事前に許可を得ていなければならない?
 ケースバイケース。
 役人が管理を任されているので、突然訪れてもあまり良い顔はされません。
 緊急性が高いなどの理由があれば許可されやすいでしょう。
 最終的には担当者次第です。
【NEW!】孤児の受け入れはどのような施設がある?
 最も一般的な施設は寺院をはじめとする宗教施設です。
 東房系の天輪宗の寺院、神教会系の孤児院、数は少ないですが、陰陽寮や日照宗系も少数ながら受け入れ施設を持ちます。
 公共の孤児院というものは珍しく、あったとしても満員が殆どでしょう。
 それ以外では、現代よりも縁故の強い時代背景ですから、親類縁者が引取るか、丁稚奉公の形で引取られます。
 あとは篤志が孤児院を運営していることはあります。

図書館

遭都の図書館は、手続きを踏めば入館できる?
 YES。
 図書館区域と書庫区域に分かれており、然るべき保証があれば入れます。
 開拓者はギルドから紹介状などを貰ってくればOKでしょう。
 書庫は重要な公文書などが収められていますから、原則立ち入り禁止です。
神楽の都にある図書館は誰でも利用できるか?
 YES。利用できます。
 ただし、朝廷が作ったものなので厳しいマナーを要求されます。
 「ちょっと遊びに来ました」的なノリで訪れると、それだけで利用を拒否したり追い出したりはしませんが、歓迎はされないかもしれません。
神楽の図書館は一般人でも入館可能?
 YES。
 トラブル防止の為、来館帖へ氏名と身分の記入が必要です。
図書館には料理本などの一般人向けの書物もある?
 YES。あります。
 図書館は様々な資料を集めることに日々腐心しています。
図書館の利便性はどの程度?
 ある程度ジャンル毎に分類されたりしています。
 司書の協力は得られるでしょうが、さして重要でもない理由で本を探しているのであれば、司書を付き合わせない方が良いでしょう。
図書館で本の貸し出しは行われている?
 一応NO。
 原則として持ち出し禁止です。
 ただし、大衆紙などは貸し出しOKです。
図書館の開館、閉館時間はどれくらい?
 だいたい朝8時〜夜6時くらいまでです。
 公文書館でもありますから、例えば依頼などで緊急の用などがあればそれ以外の時間帯でも入れるでしょう。
図書館は年中無休?
 一応YES。
 蔵書整理の為に休館することがあります。
図書館の本を書き写しても(写本を作っても)OK?
 YES。
 貸し出されている本は書き写して構いません。
 逆に、貸し出しの禁じられている本は制限が加わるかもしれません。

開拓者ギルド

開拓者ギルドに対する社会の感情は?
 朝廷が設立した組織なので、一定の信頼を得ています。
 独立領主や地方豪族といった有力者の中には、自分の領地に我が物顔で干渉してくるギルドに対して少なからず嫌悪感を持つ者もいます。
 民間にとっては、奉行所と並んで難事を持ち込む窓口であると認識されており、犯罪者からは、できれば敵に廻したくない侮りがたい異能集団と看做されています。氏族のからの見方は氏族それぞれで一定しません。
1ギルドの職員数は?
 ギルドの多くは終日営業ですから、ギルド一軒に数十名の職員が勤めています。
 出先機関など、規模の小さな施設では数名です。
ギルド職員の内訳は?
 陣代(ギルド長代理)、開拓者同心、依頼調役(相談役)、不寝番、警備員、見習いから構成されるのが一般的です。
 開拓者同心が最も数が多く、不寝番と調役が不足と難事を補います。
 不寝番は深夜当直や休日職員の代理を務める役で、半ばギルドに住み着いています。
 また、ギルドは犯罪組織やアヤカシからの恨みを集めやすいため、数名の警備員が交代しながら常時詰めています。
職員見習いについて。
 「見習い」はそもそも正規の役職では無く、正規職員とは待遇も違います。
 殆どの見習いは正規職員が自費で面倒を見ていますので、彼等担当職員からお小遣いを貰います。ギルドからは給料を与えられず、制服に袖を通すこともできません。普通は依頼人にお茶を出したり、待合室へ案内するくらいしかやらせてもらえず、勝手に依頼の対応をすると怒られたりもします。彼等はそんな雑用を任される傍らで職員の仕事を覚え、正規職員を目指します。
 見習いとして十分に経験を積めば即戦力として期待できますし、将来職員に採用される可能性もかなり高く、職員の中には、自分の子供を見習いとして修行させている人もいます。
 また、中には無給だろうが何だろうが押し掛け見習いに納まっている者もいれば、見習いに、自分のことをお姉さまと呼ばせたり従者のように仕えさせているちょっとイタい人もいますが、自費で雇用していることもあって殆ど放置されています。
ギルドでの道具の貸し出しについて。
 マニアックFAQ「アイテム」ページ、「入手と交換」項目を参照してください。
開拓者ギルドは、主要都市を中心に各地に支部が設置されている?
 YES。
 各地の住人は、神楽の都を訪れずとも近隣のギルド支部や出向所で依頼を出すことができます。
依頼者が神楽の都のギルドを訪れるとき、各地の精霊門は使用できる?
 YES。
 ただし門番の管理はお役所仕事ですので、あれこれ署名を書かされたりと面倒です。
 近隣のギルドを訪れるのが最も手軽でしょう。
ギルド同士の連絡はどうしている?
 風信機を用いるのが一般的です。
 ただし、緊急かつ重要であれば精霊門を通じて直接連絡へ向かうこともあります。
開拓者が依頼現場へ急ぐ為に馬の借りることはできる?
 YES。
 依頼解決にどうしても必要であると認められた場合は貸し出してくれます。
 ただし、馬は消耗財なのであまり軽々しくは貸してくれませんし、何らかの理由で馬を潰してしまった場合、その責任を問われることもありますので注意してください。
開拓者ギルドには何頭くらいの馬が管理されている?
 神楽の都では、緊急時に備えて50〜100頭程度は確保されています。
 ただし、これらはあくまで緊急時の備えて飼育されており、ちょっとしたお使い程度では貸し出してくれません。
馬や龍貸し出しの条件や難度は?
 馬はギルドの持っている財産の一種ですから、戦闘を伴うなどの危険が明らかな場合には貸し渋られてしまいます。
 一般的には、「依頼解決に馬や龍が必要とされ」「貸し出されないことで重大な損失が生ずる」依頼であることが解っており、そしてそれらを根拠に職員を説得することができれば貸し出してくれます。
 例えば、金銭的な損失や利益だけでは、それなら有料で移動手段を調達するべきである、として門前払いを喰らうでしょう。一方で「一刻も早く薬を届けねば命が危うい」などの状況であれば貸し出してくれる可能性が高いと考えられます。
 ただし現代的な一律で確固たる基準がある世界ではありませんので、応対職員の性格や判断にも大きな影響を受けます。
 きっと、以前馬を借りたまま逃亡した開拓者などもいたことでしょうから。
ギルドでの仕事(依頼)は帳面で管理されている?
 YES。
 一通りの情報は紙で保存されています。
開拓者ギルドに機密を保管する場所はある?
 YES。
 大規模なギルドであれば専用の資料室に、そうでなければギルド長の部屋に保管されています。
開拓者ギルドの機密情報を閲覧する規則は?
 ギルド長、もしくは相応の責任者の許可が必要です。
 閲覧許可の基準は機密の内容に左右されます。
 また、開拓者には身分や立場の怪しい者、場合によっては国家や氏族から追われる者も多いため、通常、開拓者が閲覧を許される基準は最悪一般社会に知られてしまっても大きな問題とならない範囲に限られます。
 持出し、複製も許可されません。
 ただしこうした規則や基準は現代的な成文法ではなく、慣習として機能しているものですから、責任者への働きかけなどで覆る場合があります。
開拓者ギルドの機密情報の閲覧に必要な手続きは?
 閲覧者が確認できるよう、記名が必要です。
 身分の確認が済み、責任者の許可が出次第閲覧できます。
 緊急時を除き、責任者がいない場合は閲覧できません。
機密文書の保管はどの程度の警備体制に置かれている?
 ギルド施設の全域を預かる不寝番がいるため、専用の警備員は置かれません。
 必要なときは、一般の職員が同席します。
 専用の保管庫であれば施錠され、ギルド長室などに保管されている場合は金庫などに保管されます。
A国のギルドに管理されている機密文書を、遭都ギルドが閲覧することはできる?
 YES。
 基本的に、ギルド同士の垣根は管轄違い程度であまりありません。
 逆に、A国にとって他国のギルドにも閲覧されては困る機密情報は、A国が管理してギルドに管理を任せません。
開拓者ギルドが開拓者を「行方不明」として扱う基準は?
 ありません。
 開拓者の中には放浪癖のある人物も珍しくは無いでしょうし、完全な把握をする義務もありませんので、一般的に行方不明判定自体をしません。
 依頼に出たまま戻らず、本人の所在も確認できない場合は行方不明や依頼不履行として把握されます。
開拓者がギルドに一年近くも顔を出さず、すっかり顔や様相が変わっていて不審人物認定されたりする?
 NO。
 そもそも写真も無い時代なので、本人確認手段はザルです。
 開拓者ギルド自体、元々変な格好をした開拓者がうようよする不審人物ばかりの環境ですから、不審認定は職員や警備員の直感頼りです。
【NEW!】開拓者ギルドに開拓者の死亡が通知されることはありますか?
 NO。
 開拓者が依頼外で死亡したとしても、何らかの通知がなされることはありません。身元のしっかりした開拓者であれば、親族や周囲の知人が連絡に訪れることはあるでしょう。
【NEW!】開拓者が依頼中に死亡した場合、開拓者ギルドに通知されることはありますか?
 一応YES。
 同行した開拓者に報告の義務があります。

技術

電気ガジェットはNG?
 YES。
未だに発明されていない技術の固有名詞などを出しても良い?
 NO。
 うっかり使用してしまうこともあるかもしれませんが、できるだけ避けてください。
風信機などの通信手段の普及度は幕末から明治レベル?
 YES。
 地方の村では、風信術に必要な道具は希少で村長や庄屋の家くらいにしかありません。
 普段は手紙でやり取りし、風信機は緊急時などに用います。
風信術の仕組みや手順はどうなっている?
 受信は無制限、送信先は専門の呪術者が指定を行います。
 従って、専用の術者が常駐している都市部やギルドでは様々な場所へ連絡を入れられますが、地方などではギルド直通や領主さま直通などで固定される(あるいは数台を準備する)可能性が高いでしょう。
 きちんと変更手段を知っている者がいれば変更できるでしょう。
 先方の宝珠の位置が記憶された専用のアイテムが必要であり、突然朝廷などへ連絡を入れたりはできません。
 まず、最初に宝珠に触れて起動させます。
 風信機の宝珠がほのかに輝き、相手の応答を待ちます。
 先方でも同様に宝珠が輝き、これに触れているあいだは声が通るようになります。
 音声は触れた本人だけではなく、周囲の音も拾いますのでうるさい場所で使えば声がよく聞こえないこともあります。
 これらは電波と違いますので、相互に通信中の会話内容を他所で盗聴することはできません。
舵天照の世界にレンガは存在する?
 YES。
 ジルベリアではたいへんポピュラーです。
 泰や天儀でも作られていますが、天儀では建材としては材木の方が主流です。
 神楽の都のような都市部であれば、問屋へ行けば十分手に入るでしょう。
セメントで建造物を作ることは可能?
 一応YES。
 不可能ではありません。
 ただし、手間や材料、費用の問題も含めて主流ではありません。
 せいぜい石造りの補修や補強程度でしょう。
考古学者が遺跡内に目印を残す為にはどういった手段を用いる?
 一般的に用いれそうな道具、手段は何でも使用します。
 ただし、考古学的価値のありそうなものを傷つけたくない場合はチョークを用います。
 比較的最近登場した道具ですが、一部で重宝している高級品です。
 また、志体持ちであれば一部スキルによる目印も残せます。
 もちろん、学者の価値観次第では、ナイフなどによる損壊はどのような遺跡であれ許せない、と考えているかもしれません。
天儀に医者は存在する?
 YES
一般市民相手に医者や精霊魔法での治療行為を生業とする者はいる?
 YES。
 ただ、魔法の場合、練力に限界があるという弱点があります。
 従って志体が無ければもちろん、志体であったとしても、医療技術を学んでいるのが一般的です。
(魔法を使うべき場所とそれ以外を認識し、急患に備えて練力の無駄遣いを避ける)
 江戸時代と同様、身分は別として人々からそこそこ尊敬される仕事です。
 ただし、医師免許がある訳ではないのでヤブ医者も大勢居るでしょう。
医術のレベルは?
 簡単な外科手術も見られますが、この世界は精霊魔法による回復技術が普及しています。
 従いまして、医術は、精霊魔法以外の技術を高める方向に傾いています。
 例えば、骨折の後遺症を残さないようにする技術や、精霊魔法では病気を治すことができませんから、病気を治すための内科(薬草学など)の技術などです。
刀の製造についてはどのよう方法が一般的?
 A.分業
 B.刀身を鍛えるところから、鞘の完成まで一つの鍛冶屋で
 どちらかが一般的ということはなく、両方が存在しています。
発破を用いた採石法は存在する?
 一応YES。
 ただ、舵天照世界には各種スキルがありますから、場合によりけりですが、魔法や物理系スキルを用いることのほうが多いでしょう。
氷の入手方法は山岳からの運搬のみですか?
 山岳からの運搬、氷室への保存、精霊魔法などによる氷の作成などです。

宝珠

宝珠の加工技術の管理は?
 基本的には朝廷が管理していますが、僅かながら民間にも技術が伝播しつつあります。
 特に、有力氏族などの間では技術獲得に力が入れられています。
宝珠を適当に弄っていたら新技術が発見できる事例などはある?
 一応YES。
 初期は王朝から伝えられた技術でしたが、その後は一般にも普及しつつありますので、新たに偶然発見されることもある(あった)でしょう。
 ただし、偶然で新技術を見つけるのは300円宝くじ1枚で一等を当てるような難易度だとお考えください。
加工された宝珠の発揮する効果はどのように決まる?
 宝珠の種類と加工の仕方によって変化します。
別々の効果を持つ複数の宝珠を加工した、相乗効果を発揮するアイテムは作れる?
 YES。
宝珠を使った街灯は存在する?
 一応YES。
 技術的には可能です。しかし宝珠は高価なものであり、街灯として利用すると盗難が多発してしまいます。
 そういった観点から、利用されるのは一定の敷地内か、常時警備員が巡邏しているような特定区画などに限られています。
宝珠による製氷機は存在する?
 そういう宝珠もあるかもしれませんが、一般的ではありません。
宝珠による冷蔵庫は存在する?
 NO。
 氷を詰め込む冷蔵庫くらいしかありません。

飛空船

飛空船の主な材料は?
 基本は木材であり、要所が金属で補強されています。
飛行船によっては長期滞在に必要なものが一通り備わっている?
 YES。
 大型飛空船をはじめとして、長距離を移動する飛空船には炊事場や寝室などの設備が一通り揃えられています。
【NEW!】飛空船に貨物室などはある?
 ケースバイケース。
 船の設計によります。ある程度以上の大きさの船であれば、多くの場合は貨物室などを備えています。
飛空船の無補給航続距離は?
 飛空船は宝珠の力で飛行しているので、移動能力は無補給でも非常に長大、もしくは無限となります。
 しかし、船員の食料や水は別途確保せねばなりません。
 一般的な商用小型船編成で約一ヶ月程度の無補給飛行が可能ですが、ただ、どれだけ食料を積載したとしても、船員たちは物資の腐敗とも戦わねばなりません。一ヶ月もすれば生鮮食品はほぼ限界に達しますので、無補給飛行が可能な距離はおのずとその範囲内に限られてくるでしょう。
飛空船の速度はどのくらい?
 大きさよりも使用目的で判断下さい。
 輸送力重視の船であれば時速10km程度の、昔の輸送用帆船並みです。
 一般的な戦闘用、移動用の客船であれば20km。
 快速性を特に追求していれば30〜40kmは出るでしょう。
(長距離を走るのは苦手かもしれませんが)
 上記内容は一般的なものなので、後は持ち主の改造次第でもっと速度を出せます。
一般的な飛行船のおおよその全長と全幅は?
 小型:15×5m
 中型:30×8m
 大型:60×14m
 超大型:120×25
※超大型は絶対数が少ないので全てユニーク扱いとなります。あくまで参考程度にお考えください。
【NEW!】飛空船の発着場は「空港」と呼ぶ?
 YES。
 ただ、飛空船は船ですからほぼ全て着水機能を持っていますし、実際水上に係留していたりもしますから、単に「港」と呼んでも構いません。
【NEW!】飛空船の着陸地の条件は?
 最も望ましいのは水上です。
 水は衝撃を吸収する効果があり、また、多くの飛空船は離着水をきちんと想定しています。
 陸地への着陸は船の構造にもよりますが得意ではありません。形状としては原則平らであることが必要であり、起伏のある土地に着陸させた場合、船体の傾きによる離着陸失敗や破損の原因ともなります。
 着陸に必要なスペースは船の大きさによります。あまりぎちぎちに詰めてしまうのは危険であり、おすすめできません。
【NEW!】飛空船は空中に静止できる?
 YES。
 そのためには、重量と浮力をつりあわせる必要があります。
 従って宝珠の制御手の腕が重要でしょう。また、大型であれば大型であるほど難しくなる、と考えていただいて構いません。
【NEW!】小型飛空船の最低運行人数は?
 船のサイズと構造によって変化します。
 本当にただ動かすだけの必要最低限であれば操舵手と機関手の二名で動かすことができますが、これは、例えば着陸時に船と地面の距離を確認する人員すらいない、ということでもあり、港湾内での船の移動でさえもう少し人を乗せます。
 標準的には、概ね、小型船であれば船長1名、操舵手1名、機関手1名、観測員1名、それから空夫1名は欲しいところです。
 このうち、空夫や観測員は戦闘員を兼ねて問題は無いでしょうから、専属船員はギリギリで3名程度、他には、非専属でも任に当たれる人物が数名乗船していれば概ね問題ありません。
【NEW!】飛空船ごとの乗員数の影響は?
 これは、大まかな目安とお考えください。
 船を運航するにあたっては一人で運行はできないことはもちろんです。それに加えて、積載能力は第一に余剰積載力が重要であるのみならず、同時に、例えば四畳半の空間に十人の人間を詰め込むことは現実的ではありません。
 商用小型船と小型船の排水量の違いは、まず「浮力」を基準とし、「浮力」に対する船本体の排水量(船自身の重さ)が関係します。
 対する宝珠出力の「余剰」は、出力低下時に宝珠の性能をどれほど補えるかを示しています。余剰がゼロであれば、出力低下は直接推力と浮力の低下に繋がりますが、余剰によっては、若干の出力低下であれば補えることとなります。
【NEW!】飛空船の運行には「起動宝珠」に加えて最低限の船員を別途確保する必要がある?
 YES。
 依頼参加者たちで船員を分担したり、他の手段で船員NPCを確保するなどしてください。
【NEW!】飛空船の船員にサポート参加PCを割り当てることはできる?
 YES。
※サポート参加PCが現場に赴くことは禁止されていません。あくまでサポートとして描写、活躍を割り切ることについてのみご注意ください。
【NEW!】大型飛空船の制御宝珠と操舵室は船内にある?
 ケースバイケース
 概ね船内に置かれていますが、設計によります。
【NEW!】飛空船には宝珠砲が最初から設置されている?
 NO。
 別途積載を計算する必要があります。
【NEW!】飛空船の宝珠砲は地上で使用できる?
 一応YES。
 種類にもよりますがが、固定式でなければ可能です。
【NEW!】飛空船の判定における「大型相棒」の種類は?
 体重80kg以上がひとつの基準になるとお考え下さい。
 現時点(13年2月15日)では「駿龍」「甲龍」「炎龍」「ジライヤ」「土偶ゴーレム」「霊騎」「鷲獅鳥」「走龍」が該当します。

貴金属

世界に流通している金属は現実に準拠したもの?
 YES。
 鉄や金などの現実に即した金属が流通しています。
現実にはない特殊な金属なども存在する?
 YES。
 オリハルコンなどの特殊な架空金属も存在します。
金属生産に必要である鉱物精錬技術はどのくらい?
 江戸時代後期を想定してください。ブリキなどはやや難しいでしょう。
一般的な刀剣類や鎧に用いられる金属は鉄や鋼??
 YES。

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