春王朝天帝
春華王
[人間/男/17歳]
朱春を統治する春王朝天帝。
馬鹿の付く真面目と評されていた兄が突如駆け落ちし、後継者として若干11歳で帝位に就いた。
彼の口癖は「よきにはからえ」。基本的に、あらゆる仕事を配下の官僚組織に丸投げしている。威厳が失墜しそうなものとも思えるが、笑顔がどことなく思慮深く見えるとの評判もあり、また、兄とは違って「うるさい事をくどくど言わない」彼の性格は、概ね国民から好かれている。
また、時には茶屋の若旦那「常春」の変名を用いて密かに市井へ出向き、開拓者らの協力を得て「曾頭全」の陰謀を追うなどしている。
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曾頭全頭目
偽春華王
[人間/男性/約18歳]
春華王を名乗り、各地で民衆の前に姿を現す人物。
その姿は春華王によく似ており、彼の姿を見た民衆の中には、彼を現春華王と同一人物であると見做している者も多いという。
王宮や、事情を知る関係者らの間では「偽春華王」と呼ばれているが、彼自身は自らを偽者として名乗ったことはなく、あくまで真なる春華王として、現在の春華王朝こそが偽りのものであるとしている。
その正確な出自や目的は、未だ謎に包まれている。
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先代春華王
飛鳥
[人間/男/23歳]
春華王の兄にあたる人物。
春華王とも良くにているが、苦労を重ねた為かやや老けて見える。
元々は馬鹿のつく真面目と評される王であったが、宮中にて仕えていた「棗」という名の女官と突如駆け落ち。宮中は大混乱に陥ったと言われ、現春華王はこの事件を経て天帝位に就いている。
棗はかつては曾頭全の間者であり、全てを明かされたことで飛鳥は駆け落ちを決意したのだという。
棗との間に「高檜」という一人息子も授かり、薬師などで生計を立てていたが、やがて春華王とも再会し、曾頭全の陰謀の一端を伝えている。
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