New Year's Eve 応援キャンペーン

≪応援メッセージ≫

結城 桜乃gc4675)&三上 照天gz0420

バグア(gc4675)
俺もクッキーについては年に何回か焼く機会がある。どちらに貰うかが悩ましい所だな。ギギギ、ヨリシロにしてやってもいいぞ
●結城 桜乃(gc4675)さん&三上 照天(gz0420)さんのミニノベル

●クリスマス前に。

「んっしょっと」

 結城 桜乃(gc4675)はそう言ってオーブンの中からトレイを引き出す。
 クッキングシートが敷かれたトレイの上には、動物の形に型抜きされたクッキーが規則正しく並んでいた。
 その焼きたてのクッキーをひょいと摘み、実に自然な形で口へと放り込む小さな影。
 サクサクとした小気味いい音を立て飲み込んだ後、小さな影――三上 照天(gz0420)は満面の笑みを浮かべて言った。
「んっんー。焼きたて熱々のクッキーが食べられるのは、作った人の特権だよねー」
「‥‥作る端から食べないでくださいよぉ」
 桜乃の口調は呆れているが、口元に笑みを浮かべている所を見る限りいつもの事なのだろう。何より、三上は自分でクッキーを焼いたわけではないしね。
「ほら、うちの料理長の作ったクッキーだ。それはボクがちゃんと味見しないと!」
「で、感想は?」
「ふっふっふ。ボクが桜乃くんのメニューのファンだという事を忘れてないかい?」
「え?」

 ――100点満点に決まってるだろ?

 そう言って三上が再びクッキーを口に運ぶのに、桜乃は苦笑を漏らしたのだった。

【おわり】
(執筆:氷魚)

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