王朝(ギルド)軍総大将
大伴定家(オオトモ・サダイエ)
[人間・男・67才]
天儀王朝(開拓者ギルド)軍総大将。
天儀王朝から、ギルドの管理役として遣わされたギルドの管理者の一人であり、立場上は各国国王とも対等である。
戦術はどちらかといえば穏健だが、個性はぞろいの開拓者を鑑み、マイナスにならなければ幅広い行動を認可している。
本人曰く昔は相当のやり手であったらしいが、今はその面影はなく、直接戦闘能力はほぼ皆無である。
年のこうか、知識は豊富であり、いろいろ質問に答えてくれる。
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理穴国王
儀弐重音(ギジ・シゲネ)
[人間・女・28才]
理穴国の国王。
中性的な顔立ちをしている女性。常に冷静かつ冷徹に物事を判断することで知られており、目的のためにはある程度の犠牲は厭わない性格である。
彼女自身、少数の親衛隊をつれて前線において常にアヤカシと戦いを繰り広げており、魔の森を焼き払おうとしているが、現在のところ目だった成果は出せていない。
緑茂の里の窮地に際し、手勢を引き連れて敵主力と相まみえようとしている。
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緑茂の里 里長
鋳差(ジュサ)
[人間・男・33才]
緑茂の里の里長。魔の森の急激な侵食に伴い、当初里の兵力だけで対応をおこなおうとしていたが、敵の絶え間ない襲撃と大アヤカシの移動を調査により断念。
理穴及び各国、朝廷に援軍の要請をおこなう。
腕はそれなりだが、性格は頑固であり融通がきかない面がある。
のみ込まれる故郷を守ろうとしている。
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大アヤカシ
炎羅(だいあやかし・えんら)
大アヤカシとは、魔の森を司るアヤカシの親たる存在である。
基本的に魔の森の奥に存在しており、そこから出てくることはなく、他アヤカシが集積した恐怖や有機物そのものを集積し、自らの力の増強や魔の森の構成にあてられていると考えられている。
だが、稀に大アヤカシが自らの森の伸張のため動くことがあり、それは即ち接触した文化圏の危機をあらわす。
炎羅は鬼の姿をした大アヤカシであり、緑茂の里近くに移動してから(以前の里を滅ぼしてから)既に3年が経過している。これは大アヤカシの中では好戦的な部類に入る。
直接戦闘事例は少ないが、その姿を見ればどのような攻撃をおこなってくるかは自明の理といえよう。
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上級アヤカシ
修凱骨(シュガイコツ)
上級アヤカシとは、アヤカシを統括する、アヤカシの指揮官的存在であり、アヤカシの力を飛躍的に高める魔の森こそ構成することはできないが、中級・下級アヤカシが集めてきた恐怖や有機物を自らのものにすることができる特権が存在する。
1体の上級アヤカシを退治するために氏族の連合が組織されるのはよく聞かれる話であり、1体に大いなる脅威となる。
修凱骨はその外見の通り、瘴気が骨の形をつくったものであり、常に地面から1〜2m浮遊している状態で移動しており、手に持った刀で一斉に斬りかかってくる。
今回はアヤカシ主力軍の指揮官としていることが確認しており、修凱骨の殲滅が勝負を分けると考えられている。
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人型アヤカシ
狐妖姫(コヨウキ)
そもそもが瘴気の塊であるところのアヤカシは凡そにして、ケモノや骨、または鬼など、我々人の姿とは似つかわない姿かたちを形成することが多いが、稀に人の姿を模したアヤカシが存在する。
それらは我々自身「人」という存在そのものへの特別視からか人型アヤカシと形容される。
狐妖姫は中級アヤカシであり、姿自体は人間の妖絶な女性のそれを持っている。
彼女(と表現することが妥当であるかどうかは難しいが)は人に憑依したタイプのアヤカシであり、その姿と妖術とで人の心を惑わす力を持っている。
前線に出て戦うようなタイプではないが、人を惑わし、我々の内に敵を創ろうとしている。
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