ジルベリア皇帝
アレクサンドル・ガラドルフ
[人間/男/53歳]
ジルベリア帝国に君臨する皇帝。
14歳の時に父が戦死したその日、戦装束のまま戴冠式を行って以来、皇帝として帝国を治めている。
ベラリエース大陸の制圧がほぼ完了した現在であっても、アヤカシの襲撃がある度に自ら出陣しており、宮廷よりも戦場に滞在している時間の方が長いとすら噂される。
今回の反乱に際しては、北部でアヤカシによる大規模な攻撃があり、自らは北方へ出撃。南方には自ら赴けず、援軍を派遣している。
かつてのヴァイツァウ家当主とは共に戦った仲でもあった。
(Illustration. ちーせん)
|
南部辺境伯
グレイス・ミハウ・グレフスカス
[人間/男/34歳]
反乱の絶えぬ南部地方の一部を預けられた若き辺境伯。
ガラドルフの元で戦って軍功をあげ、領国経営にも巧みな手腕を発揮した文武両道の人物。皇帝に対する忠誠心は高く、対する皇帝からの信任も篤い。
ヴァイツァウ家が反乱によって廃された後、クラフカウに居城を与えられ、南部地方を統治を任されるようになった。領民を第一に考える人物であるが、アヤカシとの戦いに必要な戦費を調達するようガラドルフより命ぜられ、皇帝と領民の板ばさみにあっている。
彼自身は現状に対して心を痛めているものの、領民からして見れば、彼は前領主の後釜に座って重税を掛ける人物にしか見えず、評判は芳しくない。
(Illustration. 草薙のび)
|
討伐軍指揮官
ハインリヒ・マイセン
[人間/男/43歳]
ジルベリア帝国の上級騎士卿。
平民出身で前線で武功を上げて出世したタイプの、叩き上げの騎士。
上司に媚び、賄賂を欠かさず保身に長け、その一方で前線出身であるが故に兵卒の心を良く心得ており、兵士と同じ物を食べ、多少の狼藉には眼をつぶるなど、前線兵士からは話の解る指揮官だとの評もあり、兵士受けは悪くない。
一介の戦士としては有能であり、己自身も最前線に立つその戦い方は攻撃的ではあるが、指揮官としては堪え性が無く、彼がいるところにこう着状態はなりたたないと称されている。他人の兵力が当てにできる戦場では自分の軍勢を出し渋る傾向も強い。
(Illustration. 大吟醸)
|