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![]() ■王立魔法機関 ジルベリア首都ジェレゾに本部を構える魔術師の総本山。 魔術の研究開発を行っている。ジルベリア魔術の源流と言える神教会の教義とは切り離されており、信仰に捉われない魔術開発が可能となっているが、その反面、過去との断絶により精霊に対する考察が遅れている。 所属するには試験があり、研究に直接携わるには、この試験を突破して帝国よりの公認を得ねばならない。単に魔術を学ぶだけであれば試験は不要だが、反帝国的思想を持つと疑われると研究員になる事はおろか、学ぶこともできなくなる。 ■王立魔法機関「天儀出向所」 天儀、神楽の都に設置されている王立魔法機関の天儀出向所。 天儀出身者も多勢出入りする施設で、天儀における精霊術や陰陽術の資料を収集して本国での新魔術の開発研究に役立てている。 また、本国から離れている事もあり、本国ほど厳しくは運営されておらず、規律は比較的緩やか。本国で修練を積めなかった者や、天儀人でも魔術を学ぶことができる。 ■無宗教/皇帝崇拝(騎士、魔術師) 皇帝のみを絶対的な存在として認め、すべては技術や皇帝の力に拠るという考え。 本当にそう考えている者は少ないだろうが、技術はすべて国家に管理されており、国家から修練を許可されなければ学ぶこともできない。 精霊の力も、その力を如何にして活かすかにのみ注力されている。 修練の伝播は極めてスムーズに行なわれるが、やや画一化されがち。 ■神教会(魔術師、修道騎士) 通称「教会」。かつてジルベリア人口の殆どが信仰していた宗教。 およそ百年前、帝国に対する敵対的姿勢によって軍事制圧を招いて滅ぼされ、禁教令が布告された。 その後も幾度か大規模な反乱を起こすが、全て失敗して壊滅。ジルベリアにおいて、その信仰は全面的に禁止されている 習慣や法にまで関与していた以上完全に消え去った訳ではないが、教会奥深くに保存されていた聖典は既に焼失し、正統な教義は解らなくなっている。一般的には、唯一絶対なる神の御許に全ての民は平等であると考え、精霊を使役して世を善なる方向へ導く事を美徳と定める。 現在は、一部の者が天儀に逃れて天儀神教会として再興させており、神楽の都にて相互扶助的な小さな教会を設置。組織としての規模は小さく、決して潤沢とは言えない寄付金で運営されている。 魔術の修練を願う者に対しては、信仰を条件に広く門戸を開いている。 |