![]() ●アーマー(駆鎧/くがい) 全長:約2.5〜3m 専門の修練を積んだ騎士のみが装備できる特殊な鎧。 天儀では駆鎧と書いて「くがい」とも呼ばれる。 アーマーは強靭な金属の身体で戦う。その内部には人体の骨格に相当する機関があり、宝珠を動力源として稼動する。そこへ布と鎧を被せて全体を、間接部は専用の金属間接によって保護されている。 アーマーは宝珠を利用した複雑な武器であり、定期的な整備を必要とする。これらの整備には、工房ギルドや開拓者ギルドに所属する専門の技術者を当てるのが常である。 宝珠を動力源としているがそのアーマー単体では稼動せず、騎士が装備することによって初めて駆動し、騎士の戦闘能力を大幅に向上させる。 装備者の精神と思考によって操縦することができ、幾つかの細かな動作、特殊な動作については手元で操作することとなっている。また、その機能上、稼働中は装備者の練力を消費する。 従って、騎士が乗り込まぬままでは何ら戦闘能力を持たず、アーマーは帝国と一部ギルドによって厳重に管理されている。 非常に高価な事もあって配備は遅々として進まないものの、帝国では、自軍及び騎士に対して優先的に配備を行っている。 ※遠雷(エンライ) ジルベリア帝国が正式採用した三代目の標準アーマー。 一代目は退役が決定しており、二代目は既に生産が終了している。 前面の胸部装甲が開閉する構造で、騎士はそこから乗り込んでシートに腰掛け、専用のヘルメットを被り、操縦用グローブとブーツに四肢を入れるようになっている。 胸部装甲を中心として、アーマー各部には騎士の家紋等を掲載できるようになっている他、頭頂部の飾り、及び頭部そのものは騎士が自由に変更しても良い。交換用の頭部は工房ギルドを中心に販売されている。 ●ゲーム上での扱い 新規クラス向けのパートナー(扱いの機械)です。 システム上はその他の相棒と同じ扱いになっています。 従って、パートナーフラグの付いているシナリオで使用可能です。 開拓者が乗り込む事によってのみ戦闘能力を発揮し、ステータス的には同体系に近い扱いとなります。 ●アーマーの歴史 アーマーの基礎となったのは、古代遺跡より偶然に発見された巨大な機械の体躯だった。 その姿と力は伝承に謳われる巨神機と酷似していた為、その名のまま巨神機、もしくは現存する全ての巨神機が失われた現在、オリジナルアーマーとも呼称される。 巨神機は一機が一軍にも匹敵すると称され、伝承によれば十二機が存在している筈だった。帝国は国家を挙げて巨神機の捜索を開始し、最終的に三機を発見、当時のジルベリア勢力図を大きく塗り替える事となる。 巨神機の圧倒的な戦闘能力は敵対勢力を次々と打ち滅ぼし、帝国はベラリエース大陸の統一を達成。時の皇帝は勢いのままに大アヤカシボフォラスの討伐に乗り出し、奇襲を決行。 巨神機を中心に総力を結集しボフォラスを追い詰めたものの、寸でのところで作戦は失敗。巨神機は全て破壊され、戦乱の中、皇帝も巨神機もろとも戦死する。 現皇帝、ガラドルフ大帝はこの時14歳。ガラドルフもまたこの戦いに参加していたが、彼は辛うじて戦場を脱出。敗残兵を率いて砦へと退却し、その場で戦装束のまま戴冠式を行った。 一方、巨神機の破壊により帝国の軍事力が激減したと考えた周辺諸勢力は、一斉に反乱の兵を挙げた。 大帝はこれらの撃破に明け暮れる傍ら、敗戦のショックを少しでも和らげる為、工房ギルドに巨神機の再現を指示。工房ギルドには惜しげもなく資金が投入され、非稼動状態で発見された巨神機の構造を参考に、自国生産へと乗り出した。 地道な基礎研究を進める中、帝国は、嵐の壁を突破した天儀王朝と接触。その三年後には宝珠の輸入が開始され、アーマーの製作にはこれら宝珠も活用されたが、実験は大失敗に終わる。 988年、騎士技術の提供と引き換えに宝珠技術者を招致し、997年には稼動実験に成功。 その後、オリジナルの戦闘能力には遠く及ばないものの、一応の実用化には成功し、生産体制を確立。ようやく戦力化にこぎつける事となった。 (画像 : 反乱軍オリジナル・アーマー「ケヒニス」) |