舵天照　DA-TEN-SHO　Character Mypage

因果を知る者

フェンリエッタ

フェンリエッタ（ib0018）

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クラス：シノビ


ならさき
2010年04月26日
【奏で、伝えて】騎士であればこそ。剣では、力では、生み出せないものの在るを知る。だから。言葉を尽くし、音楽を奏でよう。想いが届くように。心に届くように。貴方に笑顔の花が咲くように。


ならさき
2010年05月31日
【神乱の終わり】切なる願いが見せた夢の果て。ささやかな灯火に縋るような祈り。平らかなる明日への望みの、道標。忘れない。貴方が齎した戦禍。憎悪と怒り、血を吐くような怨嗟の声。悲痛の涙に咽ぶ挽歌。この大地、ここに生きる人々に。その手で深く刻み込んだ傷痕を。全ては貴方が生きた証。取り返しのつかない過ちも本当。民を想うが故の、純粋な志もまた本当。贖罪の最期。見届けた者の心は様々だけど。貴方が終えた、一人の騎士たるその道を、引き継ぐ者はここにいる。終わりは始まり。ひとつの誓いはこの胸に。「【神乱】囚われ人」より。


草薙のび
2010年08月18日
【飛鳥の心】我がひと振りは飛鳥の翼。迷いを晴らす風とならん。闇退ける雷とならん。嵐を越える羽ばたきは希望叶える導となりて、疾く強く清しき道を切り拓け。風を捉えしなやかに、広く大きく自由な空へ。どこまでもただ、真っ直ぐに。


咲嶋らく
2010年08月30日
【優しい手】尊敬、憧れ、お慕いする気持ち。守りたいと、大切なのだと、ただ幸せを願う…誠心からの気持ち。これ以上の『好き』はないのだと、分かってしまった。恋が齎すもの。胸に生まれる幸福と痛み。それはどこか…罪悪感に似ている。ちっぽけな私には不釣合いで、許されない事のようにも思えるから。でも…。ねえ、おばあ様。この想いを持っていてもいいの？大切にしても？安らぐ温もりと助言と。そっと撫でてくれる、大好きなおばあ様の手。ノベル「真恋　～人ヲ恋ウ気持チ～」より。


咲嶋らく
2010年08月31日
【ふたつのあいだ】この、足元に、爪先のその先に、ただ真っ直ぐ、線が引かれている。線は向こう側との隔たりを表して、それは時に壁や溝だったりもする。私は思い出す。私は思い知る。「貴方」と「私」が異なる存在である事を。異なる心の領域で、生きているという事を。その線を踏み越えて行く事は、容易くないという事を。


咲嶋らく
2010年09月28日
【軋み】一片の光も差さぬ迷路の冷たい闇。出口もなく来た道さえ分からず、泥濘に足を取られ囚われて、ただもがくだけの繰り返し。己さえ救えぬ私に、一体何が出来るだろう…。泣き腫らした目に光は映らない。軋みを上げる胸で抱けるものなど何もない。


咲嶋らく
2010年10月27日
【――――】違う…私はそんな事望んでない！勝手な事言わないで！私を責め立てる声。怒りなのか、悲しみなのか。そんな言葉では、到底表せやしない。胸の内のざらざらとした異物感、違和感…不愉快さ。抗する事の出来ない感情の奔流に砕かれて、ただ後味の悪い傷を残す。理不尽を代弁する声は止まない。言葉を尽くしても想いが伝わらない。どんなに叫んでも声は届かない。ここにある私には意味がない。 ――消えちゃえ。役立たずの私なんか。消えてしまえ。


君千夜
2011年01月17日
【みなそこ】それは忘れ去られた庭園。月と狼が交わした契り。誰も知らない秘密。そう、誰も知らなくていい。癒えぬ傷も、血の色も。声なき叫びも、涙の理由も。責め苛むような孤独も。眼前を塞ぐ、この、救われようのない闇も。全て沈めてしまえ。せめて、私が壊れる前に。どうか、死が私を呼ぶ前に。のみこまれてしまえ。何もかもすべて。みなそこに眠れ


君千夜
2011年06月30日
【向日葵の約束】触れて、抱きしめて。聴こえる、命の音。ここに、確かに。 ――生きている。「策謀～躙り寄る悪意　４」より


萩原タケオ
2011年11月14日
【机の上の】明かりを灯そう。小瓶の蓋を開ければ、澄んだ香りに心はすとんと落ち着いて。青い鳥の羽根で綴る言の葉。クローバーの手帳に、綴じた記憶。想い。望み。そして―― ことば、ひとつ。あなたに。こころ、すべて。あなたへ。私が生きた、証をここに。私の愛する、全ての人へ。


萩原タケオ
2011年12月06日
【Ｒｅ：】何も聴こえない。何も見えない。何も感じない。何も解らない。何も信じない。何も要らない。私を呼ばないで。誰も呼ばないで。言葉は尽きて。この手は届かない。想いは伝わらない。涙は涸れ、空っぽの胸には何もない。願いは虚しい。こころはむなしい。なぜ？　どうして？応えは返らない。ここに居るのに。どこにも居ない。閉ざされた未来。絶ち切られた痛み。茨に絡め取られ。黒い炎に灼かれ。心を歪められて。生きる事も死ぬ事も。もう。闇雲に苦しいだけ。かなしいだけ。たすけて？私は私を救えない。ゆるして？私は私を赦せない。終わりのない事は、絶望と同じ。進む事も退く事もできなくて、どこへも行けずに蹲る私は、終わらぬ苦しみの中。生き続けて。走り続けて。繰り返して。何度も、何度も。 …たまらない。私は… そんなに強くない。零した涙は雨となり。雨はいつか雪となり。雪はいつか溶けて消え、花を緑を潤すだろう。だから、潰えそうな夢の代わりに、閉ざした目蓋の裏に見る夢を。せめて緩やかな滅びを。せめて眠り姫のように。ここではないどこかへ―― 素敵なおまけ有。


綾にしき
2011年12月26日
【来し方行く末】繰り返す殃慶。逡巡と選択。生きるという事は、苦しみに悶え、痛みに堪えながら、暗闇に道を探しゆくようなもの。振り返り見ても来た道を戻る事は叶わない。この手の中の灯火は、私の居場所を照らすだろうか。光を絶やさぬままに、朝を迎える事は出来るだろうか。


ナイダ　ヒカル
2012年01月31日
【鷹の目の戒め】必死だった。私はあるとも知れない「次」に期待しない。人は儚くて、この次の瞬間にどうなるか分からないから。明日なんて、来ないかもしれないから。手を尽くさないが故の後悔をしない為に、心を残さない為に、いつもこの一瞬に、心からの想いと言葉を、持てる全ての力を注いでた。けれど、この声が届かぬというのなら、差し伸べた手を振り払うというのなら。要らないというのなら。もう好きにすればいい。投げ遣りな声がする。もう一度、と。回り道をしてでも騎士を目指す事を決めたあの日。己への憎しみが枯らし続けた野に、再び花が咲く事を願った。けれど今、心は炎を生じ、瞬く間に野を焼き尽くす。炎は消えない。赤く、黒く、燃え盛りながら私を嘲笑い、責める。灰に埋もれた焦土に、濃い霧は立ち込める。ひどく褪めて、冷めた色。色を失った世界で私はただ、内なる炎の中で凍えながら立ち尽くす。空をゆく鷹は世界を見下ろしてただ、霧中に動けぬ私を戒める。前に進めぬのならせめて、ただ冷静に物事を見つめよと。本質を見極めよと。決して見逃さぬように。愚昧な己の感情に乱されて、大切なものを失わぬように。誰にももう、失わせないように。ファルコンアイの首飾りを、握り締めて。


nemi
2012年02月22日
【希望とは】夜闇に俯き、暁を待つ。冬に埋もれ、春を希う。白き小さな雪の雫。じっとたえて偲ぶ歌。あわれでかなしい花の歌。凍れる痛みの只中で、身を切る風に巻き上げられて。ただ立ち尽くす私には、朝も春も、兆しなど。望む道を閉ざされて、希望など、そんなもの。けれど逆境にこそ希望があると、スノードロップは囁いて。見つけて欲しいと祈る声。雪と消えゆく、その前に。この手の中の、清き灯の。明日を望む、歌を聴け。


明石知子
2012年04月19日
【黒】『まだ理解しないのね、ばかなフェンリエッタ。どこまで貴方は暗愚な人間なのかしら。もう何を言っても無駄なの、放っておけばいいのよ。さっさと見限っておしまいなさい。それが貴方の為よ。良かったじゃない、解放されて。貴方は自由よ。貴方自身の為に自由に生きていいの。貴方達の気持ちを踏み躙る奴の為に苦しみ続ける必要など、ましてや死んでやる必要なんか、ないわ』


ひゅの
2012年04月20日
【翡翠の涙】初めに夜より暗い闇がある。遠く近く命の音が聴こえる。澄み渡る青い泉に落ちる雫。予兆。そこは深い森の、奥の奥。希望がつむぐ軽やかな風。絶望が震わす大地の慟哭。静かな決意が奏でる旋律。鼓動を高め、翼を広げて。さあ、空へ！運命の扉は、開かれた。煌く虹を越えてゆこう。逆巻く風の嵐をゆこう。呑まれて道を失っても。幾度も刃に刻まれても。傷ついても羽ばたいて。ちいさな翼で明日を祈る。悲しくても、苦しくても。まだ。まだ諦めてはダメ。心の限り命を歌いながら。そんな翼で何が出来ると。否定されても尚愛おしく。狂おしく、求めるものは。もっと、遠く、その先へ。遥か空の彼方、高みへと。カワセミの小さな体に、脆弱な翼。想い一つ、ただそれだけを携えて。いつか森へ還りゆく、その日まで。そして。傷つき疲れた翼に力はなく。翼はゆるりと風に運ばれる。静寂。やがて生まれ来た森に帰り着く。揺籃に翼休めても歌はやまない。歌は心。心は命。命ある限り歌を。だから、最後の息を吐き切るまで。空映し続けた瞳が閉じられるまで。命の音が聴こえる。翡翠が生きた、証の音が。絶えてもなお、森は覚えてる。こぼれた涙は、闇にとけて消えた。


明石知子
2012年04月24日
【白】『それでも諦めたくないの。愚かでもいいじゃない。裏切られるのを恐れて信じないなんて、貴方の想いはその程度だったの？　信じたい、手を差し伸べたいと思う、それは本当なのに。裏切られる事と貴方が人を信じるか否かはまったく別の事。苦しい事よ、つらい事だわ。でも自分を偽って後悔したくないの。明日をも知れぬ身なればこそ未練を遺すのは、いや。誰に恥じる事もない、この命の限り精一杯伝え続けてこそ、そうでなくては…』


ひゅの
2012年06月06日
【クロエの宝物‐姉妹‐】小さな手、繋いで同じ道を歩いたふたり、どこまでも一緒だとかたく繋いで、離さないそれはきっと生まれる前からの約束でけれどいつか見失うほど重なりあって、離れないそれはまるで光と影のような表と裏のような花と葉のような対の翼のような共に在ればこそ形づくられるものはぐれる事など、有り得ないから… 小さな手を繋いで歩いた道はもうないけれどいつも心は始まりの場所にいつか進む道分たれても繋いだ手は、離さない


咲嶋らく
2012年07月26日
【ヒカリへ】暗夜に射したヒカリ。紡いだ歌がほどけてゆく。世界が薄らいで、遠くなる。 ――ああ。光は闇を追いやって、私の居場所を奪うのだ。ここには居られない。どこにも居られない。風と消えてしまおう。光の中へ。


nemi
2012年09月25日
【心の鍵を貴方に】奏でる音色でそっと叩く。貴方の心の在り処を探る。祈り紡いだ歌を鍵にして。貴方の心を開いてあげる。心に想いが伝わるように。もしも秘密があるのなら。ひとつ預けてご覧なさい。私の名前は「剣の誓約」。交わした誓いを鍵にして。そっと扉を閉じてあげる。心の痛みが和らぐように。ジゼルは鍵を綴じ込める。再び貴方と出会う日まで。この剣が誓いを果すまで。


咲嶋らく
2013年02月12日
【銀の短剣】シュストの子供達が手にする、銀の短剣の、意味。それは力。それは言葉。人を守り、人を殺す。全ては私達の心次第と戒める。それなら、ねえ。報いが正しく返る事を願うの。いつかその冷ややかな銀で、私の息の根を止めて。


nemi
2013年09月03日
【海辺に咲く花】今しかない夏だもの、恥ずかしがらずに思いっきり遊びましょ♪ 大切な夏の思い出。「【流星】恋よ　来い」より


伊砂
2013年09月09日
【いざない】色をなくし眠りにつく世界。暗い森に降り積む無常の雪。蝶が囁く言葉は呪か導きか。足跡は途切れ花弁に埋れた。まるで揺り籠、…まるで棺。ぽとり、白い胸に落椿の赤。そこにいるのは―――― ああ、次はきっと、私の番。


カラノハ
2013年12月02日
【月光】月の満ちる夜、降る雪はあたたかい。その光は私を狂わせて、足取り軽くまるで羽が生えたみたい。それは光を纏って踊るように、ただまっすぐ“貴方”の許へ連れて行ってくれる。あと少し…もう少し。


かりん
2014年01月30日
【幸せを運んで】一昨年の年末、ジルベールさんがくれたオレンジの可愛いダーラヘスト。心に燈す火のような、あたたかなぬくもり。どうか、幸せがありますように。


ひゅの
2014年04月07日
【儚い指先】心を、愛を、分け与えてきた。けれど何を救えただろう。誰を幸せにできただろう。正しい事も、綺麗な事も。みんなみんな分かってた。でも欲しかったのはそんなものじゃない。優しい人達の想いさえ。満たされず、欠け落ちてゆく心は、止められない。音が、言葉が流れ込んでくる。目に見える、聴こえる、感じられるすべてが。押し寄せて、私を押し流してしまうから抗い続ける事に疲れてしまった。そうしていずれ私が私でなくなるのなら抜け殻の命に意味はないでしょう？奪わないで。歪めないで。私が私らしく生きて、死ぬ為の。尊厳を、どうか。雪の舞う森は、光に満ちて。何かを畏れるような静けさの中、微かな声を、歌を聴く。なぜ届かない。声は、想いは、懸命に伸ばした手は。望んだ幸せ、あの人の心、私が生きた意味。ある筈のないものを探す、儚い指先。罅割れた、孤独な魂はただ、土に還る日を待っていた。守れない約束ならないのと同じ。引き裂かれた心の半分はもう、捨て去ればいい。永遠の冬がやってくる。無垢な輝きは何ものにも穢されぬ強さ。言葉のない世界は残酷でやさしい。凍った涙なら、もう流さずに済むから。雪融けの春は要らない、何も要らない。美しいまま閉じ込めて、雪になろう。淀む感情を呑み込んで、透明なままで。音もなく降り注ぐ、安らかな光の洪水。緩やかに滅びを奏で、季節は時を止めた。


咲嶋らく
2014年07月31日
【「　　　　」】失うものなど何もない。何ものにも囚われない。もう何も怖くない。私は自由。燃えて尽きるまでの一瞬を、永遠に生きる。ただ、ありのままで。私を愛してくれた、優しい人たち。ありがとう。 …ありがとう。