舵天照　DA-TEN-SHO　Character Mypage

ギルド職員

トンメ　ヤジ

栃面　弥次（iz0263）

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クラス：弓術師


紫咲桂麻
2012年08月13日
紫咲桂麻絵師に、感謝する。俺の誕生日は、５月９日誕生花の一つは、「和蘭石竹の白（カーネーションの白）」花言葉は「清らかな愛」誕生石は「黒真珠（ブラックパール）」石言葉は「静かな力強さ」ちなみに、「栃」の花言葉にも、「博愛」と言うものがあるな。


紫咲桂麻
2012年08月13日
相棒の与一の誕生日は、４月３日誕生花の一つは、「匂菫（においすみれ）」花言葉は「無邪気な愛」誕生石は「金（ゴールド）」石言葉は「信頼・忠誠・愛」忠誠と言われても分からんが…、俺と与一の信頼は確かなものだぞ♪


紫咲桂麻
2012年08月13日
●とある夫婦の物語　十才年下の妻は、理穴の首都、奏生の呉服問屋の看板娘だった。可愛い妻に一目ぼれして、口説き落とすまでに、三年かかる。「お初（おはつ）、洗濯物を干しといたから、乾いたら頼むぞ」「あら、ありがとうございます。弥次（やじ）さま」　のんきに洗い桶を片づける、栃面（とんめ）家の大黒柱。おっとりと、ほほ笑んでくれる妻がいる生活。　今となっては、笑い話だが。アヤカシとの戦闘で、ボロボロ姿のまま、店に寄ったのが悪かった。　大雑把な男と人妖の二人暮らしは、衣類の手入れなんぞ、トンと知らぬ。「衣類を大事にしない人は嫌い」と、顔を背けられる。　何度振られてもめげずに、店先に通い詰めた。まず、穴のあいた着物の繕い（つくろい）方を教えて貰う事にした。　次は、生地によって違う、着物の洗い方を。最後は、羽織や袴の縫い方を教えて貰った。「羽織りを縫っているのか？」「ええ、息子が二人になりましたもの。今年の秋からは、もっと、着物が増えますわ」　未だに、看板娘の笑顔は衰えぬ。ある日、大黒柱は家族と故郷を失った子を、勝手に引き取って、家につれてきた。　玄関先で、しどろもどろになって、大黒柱は説明する。妻は怒った、いつまで、子供を立たせておくつもりかと。「お初、すまんな。俺は幸せ者だ」「急にどうなさいました？」「親友が…与一（よいち）を作ったあいつが亡くなって、俺は荒んだ。それを、生き返らせてくれたのは、お前さんだ」「あら、わたくしに今の幸せをくれたのは、弥次さまと与一さまですわ。それから、尚武（なおたけ）さまと、仁（じん）さま♪」　庭で子供たちと、人妖が遊ぶ声が聞える。縁側でのんびり日向ぼっこをしながら、栃面家の夫婦は笑っていた。


白川真湖
2012年11月08日
白川真湖絵師に、感謝する。【希儀】記念に戦装束を描いて貰ったんだ。また弓を手に、本格的に戦場におもむく日が来るとは、思わなかったがな。３０歳で開拓者を引退したから…９年ぶりか？


白川真湖
2012年11月08日
●新天地へ　弾く弦の音。耳慣れていて、懐かしい弓の音。　弥次（やじ）は目を閉じ、感傷に浸る。若い時は、いつも傍らに置き、背中に背負っていた。　今は、家で留守番を頼む事が多い。冒険家行から足を洗って、十年経った。　目を開くと、右手で矢筒を撫でる。使い込み、所々はげた、結びヒモ。　ヒモを引っ張り、切れない事を確かめる。矢筒を背中にまわすと、体に括りつけた。　革製の靴を、納屋から引っ張り出す。埃の舞う中で、革の輝きは失われていた。　しかし、思い出は色あせない。ある時は野山を駆け巡った。またあるときは、敵と戦った日々。「それ、とーちゃんの道具？」　上の息子が、納屋を覗きこむ。トサミズキの葉っぱ色の瞳は、興味シンシンだった。「そうだ、俺の相棒だぞ」　弥次は朝焼け色の瞳を細める。もう使うことが無いと思っていた、道具たち。「とーたんのあいびょ？」　舌足らずの言葉を紡ぐ、下の息子。父と同じ、朝焼け色の瞳は瞬きする。「おー、大事な、大事な相棒だ。お前さん達も、見つけるんだぞ」　弥次の両手は、息子たちの頭を撫でる。今は、父親の言葉の意味が分からないと思うが。「とーちゃん、冒険に行くのはいつ？」「出発は、明後日だ。忘れ物するんじゃないぞ」　弥次は上の息子と、新天地の冒険に出かける事になっていた。「とーたん、おみゃー！」「お土産か？　良い子にして、待っていたらな」　下の息子は、服を引っ張りせがむ。弥次は抱き上げながら、笑顔を向けた。