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◆【八咫烏】
東房より浮上した古代船。 「オリジナル・シップ」と俗称される、古代の失われた技術によって建造されたと思しき船であり、その全容はいまだもって解明されているわけではない。 元々は不動寺の旧院として古文書にも記されていたもので、そのように誤解されてもいたように、かなりの大型船で居住空間も広く、開拓者百人前後が龍や相棒を伴って寝泊りできるほどである。 浮上後も暫くはその全能力が発揮されていた訳ではなかったが、やがて、開拓者たちと共に穂邑が訪れた折、突如として心霊が活性化。穂邑の神代が覚醒すると共に、八咫烏も本来の力を取り戻した。 動力源としては大型の宝珠を最深部に三個持つ。 浮上後、宝珠砲が新たに20門増設され、火力は最新の大型船と比べても遜色ない。 船首近くにも大型の宝珠砲が一基備え付けられている。 これは元々積載されていたもので、非常に強力ではあるものの、動力となっている宝珠砲と連結されているため、連発はできず、また、八咫烏のコンディションに左右される。 速度はその巨体もあってかやや遅い。 速度に優れた切り込み船というよりも、大型の飛行母艦であると考えたほうが適当といえる。 |
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◆巨神機【彩雲】
ジルベリア人教授の手によって発見された遺跡の奥に眠っていたオリジナルアーマー。 運搬の途上、開拓者の手によって「彩雲」と命名された。 全長は現在生産されているアーマーよりも大きいが、運動性、攻撃力、耐久性、どれをとっても現行のアーマーを遥かに上回る性能を持つ。 武器は一緒に発掘されたものを基本に、工房によって改修されたもの。槍や片刃の刃などが用意されている。また、前立てなども追加されており、ギルドの所属を示す九曜紋が入れられた。 一方、このオリジナルアーマーは、デザインもそうであるが、内部機構に天儀の地名を示したと思しき文字が記されているなどの曰くがあり、天儀との関連性を窺わせるものでもある。 ●アーマーの歴史 本来アーマーの基礎となったのは、ジルベリアで発掘されていた、オリジナル・アーマーと呼ばれる巨神機たちであった。 ジルベリア帝国もまた、一機が一軍にも匹敵すると称されるこの戦力を三機手に入れたことでベラリエースの統一を果たしたのである。当時の皇帝はその勢いのままに大アヤカシに挑んだものの、寸でのところで失敗し皇帝は戦死。現在のガラドルフ大帝が齢１４歳にして帝位を継ぐこととなった。 これをベースとして天儀の宝珠技術を加えて、現在主に運用されているアーマーが開発されたのである。 後に起こった「ヴァイツァウの乱」においても、発掘されたオリジナル・アーマーが反乱軍の手によって運用され、猛威を振るった。この時運用されたものは、開拓者らとの戦いで破壊され、研究用に廻されることになったという。 【彩雲に関する追加報告書】 ・【殲魔】過去の鎧、未来の道 彩雲の性能は、その材質と優れた技術に支えられている。 優れた装甲材質は現在のアーマーより遥かに耐久性を高め、なおかつ軽量である。これに優れた稼動技術などもあわさって、彩雲は柔軟で極めて運動性に優れている。 武装としては、槍、刀、盾などが現在の技術で準備された。 これらは比較的小型なものが基本であり、彩雲の運動性を活かすためのものであるが、現在の技術で作られた武器は機体性能につりあっていない為、武器の消耗は激しい。 模擬戦などでの運用によれば、ポジションリセット、ライドスラッシュ、琥珀牙斬やヴォルフストラークなどといったスキルが、ほぼ同じ形でより強力に使用することができたという。 これらの技はまだどういったものかきちんと解明されてはおらず、名前や分類などもまだなされていないものの、戦場での使用には十分耐えうるものと考えられている。 |
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