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神楽の都-拠点-開拓者ギルド-万商店-広場-修練場-図書館-御前試合--鍛冶-記録所-遺跡-瓦版
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シナリオ形態 合戦
難易度 様々
参加費 様々
参加人数 様々
報酬 12000文〜
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合戦とは?
依頼(開拓者ギルドへ)
OMC発注


スケジュール

5月12日
  【殲魔】特設ページ公開
5月12日
  第一次山喰討戦開始
6月4日
  第一回行動入力開始
6月9日 10:00
  第一回行動入力締切
6月17日
  第一回行動入力結果発表
6月18日
  第二回行動入力開始
6月23日 10:00
  第二回行動入力締切
7月1日
  第二回行動入力結果発表
7月2日
  第三回行動入力開始
7月7日
  第三回行動入力締切
7月15日
  第三回行動入力結果発表
7月16日
  最終結果発表
暗躍する者達
【殲魔】の敵達(名前をクリックすると、各項目へジャンプします)

 大アヤカシ「於裂狐」
 中級アヤカシ「三匹の朧狐」  下級アヤカシ「凶光鳥」  下級アヤカシ「幽霊船」
 下〜中級アヤカシ「妖狐」  中級アヤカシ「影狐」  下級アヤカシ「かまいたち」  下級アヤカシ「黒氷雨」
 下級アヤカシ「剣狼」

 大アヤカシ「山喰」

 大アヤカシ「芳崖」
 中級アヤカシ「鬼百足」  下級アヤカシ「大百足」  下級アヤカシ「大化サソリ」  下級アヤカシ「化甲虫」
 下級アヤカシ「大蟷螂」  中級アヤカシ「土蜘蛛」  下級アヤカシ「餓鬼蜘蛛」  下級アヤカシ「蜂女郎」

 古僵屍  死霊兵

▼蟲系&動物アヤカシ
 >>資料室【アヤカシ之章】を参照の事

於裂狐配下のアヤカシ
 美しい青年に見える於裂狐ですが、分類としては獣系アヤカシであり、配下も獣系アヤカシが中心です。
 傾向としては、物理戦闘よりも知覚攻撃や状態異常などの術戦闘を得意とします。外見的には人間に似たアヤカシ、及び変化能力を持つアヤカシが多数確認されており、これまでも幾度となく人間社会に紛れ込み、これを内側から撹乱してきました。
 また、数多くの妖狐アヤカシを配下に置いており、これらは一般的に、尾の数でその戦闘力を判断することが可能です。
 直接戦闘以外で役立つ能力を持つアヤカシが多数存在することに加えて、知能に優れた配下を多数擁することから、戦術も奇策を好んで正面戦闘は避ける傾向があるため、正面に展開する敵ばかりではなく、味方の背後などにも十分な注意を払う必要があるでしょう。

山喰配下のアヤカシ
 山喰配下のアヤカシは、蟲系アヤカシの中でも特に群隊を構成する小型アヤカシを主力としています。
 個体としての戦闘力はさほどではなく、種類によっては志体を持たない人間にも十分対処できるほど弱体ですが、本当の危険性は、その弱さを補って余りある「数の暴力」と言えるでしょう。
 配下のアヤカシには数多くの群隊系アヤカシが確認されており、そうしたアヤカシたちは自らを個体ではなく群れの一部として認識しているため、一度群れを構成すると自らの犠牲も厭わない戦いを展開します。それはあたかも群れ全体が一個の意識を持つかのように蠢き、迫り来るアヤカシを次々と撃破しているだけでは、やがて敵の波に飲まれて喰らい尽くされてしまうだけです。
 多数のアヤカシを効率よく撃破する作戦を、あらかじめよく検討しておく必要があるでしょう。

芳崖配下のアヤカシ
 山喰の配下とは違い、芳崖の率いるアヤカシの多くは比較的個体での戦闘力に優れ、蟲系アヤカシを中心としながらも「待ち」を好むアヤカシが主流です。
 例えば蜘蛛アヤカシなどはあまり広範囲を活動せず、縄張りの中に巣を張って獲物を待ち構える傾向があり、甲虫アヤカシや百足アヤカシもそれぞれの環境を好み、あまり長距離を移動はしません。
 個体としては比較的戦闘力に優れますが、知覚や抵抗は低く術戦闘はやや苦手です。ただし、毒や麻痺などの物理的な状態異常を引き起こすものも多数確認されていますから、対策を立てておかねばじわじわとこちらの戦闘力を奪われてしまう危険性があります。
 それぞれの短所や長所をよく把握して、一体ずつ確実に始末するのが良いでしょう。


大アヤカシ「於裂狐」(オサキ)

賞金:300万文
全長:約2m
 多数の獣アヤカシを率いる大アヤカシ。
 本来の巨大な狐の姿を取る事もありますが、大抵、人の姿をしています。
 性格は極めて冷酷で狡猾。情といった類のものは一切持ち合わせておらず、享楽の為に人を踏みにじります。
 常に魔の森の中におり、滅多に外に出て来る事はありません。魔の森に迷い込んだ者が偶然に出会う事がありますが、運良く生きて帰れたとしても、彼に魅入られ、恋い焦がれて衰弱死したり、彼会いたさに再び魔の森に入り込む者さえいると言います。
 黄泉の撃破に伴い、他の大アヤカシとともに策謀を巡らせ始めたらしく、その一環として、改修中の八咫烏を襲撃しました。
(参照:【殲魔】八咫烏の翼を守れ
 交戦報告によれば血のような赤い液体を武器として用いていたことが確認されており、これは直接叩き付けられたり、刃を形成したりと柔軟に使用できるようです。
 今回の合戦では十々戸里周辺で活動していましたが、今回、とうとう単身で八咫烏に潜入。八咫烏自身を「眠らせ」てその機能を低下させ、阿久津山に向かう船団から八咫烏を脱落させました。この事からも、欺瞞能力や精神的な術に長けているものと思われます。
於裂狐

(Illustration. ) 

中級アヤカシ「三匹の朧狐」
全長:1.5〜2m
吸精:対象の血や傷口などから練力を奪いとる。
絶望:強力な恐慌状態を引き起こす。
氷炎雷:三種三様の連携術攻撃。

 三匹の妖狐が、於裂狐よりの命を帯びて更なる力を与えられた姿。
 影が見当たらぬ、朧げな輪郭しか持たぬ幽霊のような姿のアヤカシで、尾は七つ。  目撃情報によれば三者はそれぞれ、氷の術、炎の術、雷の術を駆使して互いに連携していた。素早い雷術を次々と放っては逃げ場を狭め、炎術による爆裂で辺り一帯を焼き払い、とどめを狙って氷術による氷柱の槍を放ったという。
 三匹は配下を率い、狩りたてるようにして「獲物」たる若者を北東へ追っていったようだ。
外見

下級アヤカシ「凶光鳥」
全長:約2〜3m
飛行:高空まで飛ぶことが可能な飛行能力。
怪光線:怪しげな光線を放つ知覚攻撃。

 真赤な色をした巨大な鳥です。
 くちばしやかぎ爪は黄金色に輝き、真赤な翼を広げて飛ぶ美しい鳥。アル=カマルに存在するガルダ鳥とよく似ていた為にその名を冠しますが、呼び別けの為に頭に「凶兆」の意味を付けて「パンヴァティー・ガルダ」と呼ばれます。和名「凶光鳥」。
 また、ガルダを悪い鳥と看做す一部地域での呼び名を借用した「グルル」という呼び方もあります。
 下級アヤカシの中でもかなり強力な部類で、非常に素早く、対象を翻弄しつつかぎ爪で切り裂いたり、真空刃の渦に巻き込んで攻撃するなど、空中戦では無類の強さを発揮します。また、離れた標的に対して光線による攻撃も駆使します。
 思わず耳を塞いでしまいそうになるほどの、鋭くつんざく咆哮でこちらを威嚇してくることがあります。
外見

幽霊船
全長:20m
全幅:5m
乗員:約15〜25名
速度:約時速25km

 アヤカシ専用の船です。
 基本となる動力は瘴気であり、内部には動力源となるアヤカシを搭載しています。
 このことから、アヤカシ船の形状は一隻ごとに独特の個性があります。
 外見は朽ち果てて動かないように見えても、動力である瘴気が存在する限りは動きます。船の周囲は瘴気が浮遊して淀んでいるため、熟練の船乗りでなくとも発見は容易です。
 常に餌となる者を探して彷徨うことから、『幽霊船』と呼ばれることもあります。
 多数のアヤカシを乗せていることもあり、輸送船としての役割を果たします。これらが群れを成して移動しているならば、開拓者にとっても相当な脅威になるでしょう。

外見

下〜中級アヤカシ「妖狐」

全長:1.5〜2m
吸精:対象の血や傷口などから練力を奪いとる。
洗脳:一般人一人を、一日意のままに操る。
瘴気隠蔽:瘴気感知系スキルに対する抵抗力。
念力:目に見えない力で物理攻撃を行う。
絶望(七ツ):強力な恐慌状態を引き起こす。

参照:《【殲魔】潜む闇影》

 妖狐系の下〜中級アヤカシ。
 人間の姿だけでなく、妖狐の姿(全長3〜4m)に変化することも可能で、下級から中級まで、強さに応じて概ね三〜七本の間で尾の数が変化します。
 人語を解し、人間の姿を取ることもでき、瘴気を完全に封じることもできることから、市街地や人里にも容易に入り込めます。作戦の目的を理解してそれに適した姿と行動を取ることができますが、特に理由が無ければ美しい姿をして魅惑的に振舞います。
 素早い動きを持ち、特殊な術を利用した戦いを得意とします。
 魅了や吸精などによる状態異常で対象を弱らせることを好み、攻撃手段そのものは念力に限られていますが、念力そのものは応用が効く能力であるため、それ一つで多彩な戦法が可能です。
 また、中級の七ツ尾ともなると念力が超念力に強化されることをはじめとして、各種能力が強化されますので、十分な注意が必要です。
下〜中級アヤカシ「妖狐」

(Illustration.草薙のび) 

中級アヤカシ「影狐」

全長:2〜3m
影潜み:影の中に自らの姿を消し去る。
閃光弾:激しい閃光を引き起こして影を作り出す。
発火:対象付近で突然炎が燃え上がる。

参照:《【殲魔】潜む闇影》

 影に入り込む能力を持つ中級アヤカシ。
 影に同化している最中は影から影へと移動できます。例えば壁の影に足を踏み入れた動物や人間の影に入り込むことで影から影へと移動するなどで、その間は完全に姿が消え、瘴気反応も消失します。ただし、その所在さえ解っていれば攻撃を加えることで影から追い出すこともできます。
 自分で自分の影を攻撃することはできないため、複数での行動を心がけるべきでしょう。
 影狐は知覚系攻撃手段を持ち、特に発火攻撃は火炎を投射する攻撃と違い、射線なども生じないため、敵の攻撃からその位置を特定することは難しい特徴があります。
 影から追い出された後は、物理、知覚攻撃共に通用するようになり、素早い動きで翻弄しつつ発火攻撃を仕掛けてきます。
外見

下級アヤカシ「かまいたち」


全長:1〜1.5m
疾走:回避しか行えなくなる代わりに移動力が増す。
瘴気斬:瘴気を刃に集積し、斬り付ける。
真空刃:距離の離れた敵に真空の刃を放つ。

 イタチの姿や半人型の姿をしている下級アヤカシ。
 鎌のようになっている腕で対象を斬り付けることができるのみならず、また、接近戦はもちろん、離れた相手にも真空の刃を放ちます。
 特に注意すべきはその移動速度であり、瞬く間に距離を詰めて有利な位置に付くのみならず、身を翻して攻撃を避け、懐に潜り込みながら、すれ違いざまに対象を切り裂きます。
 森林や草原のみならず、都市部にも出没するなど、活動範囲は広い。
外見

下級アヤカシ「黒氷雨」(クンネペソシスマリ)


全長:1〜1.5m
疾走:回避しか行えなくなる代わりに移動力が増す。
回避:素早い反応と動きで相手の攻撃を回避する。
催眠:呪文を唱えて対象を睨み、眠らせる。

 雨と眠りを呼ぶといわれる、キツネ型の下級アヤカシ。
 名は黒氷雨(クロヒサメ)か、あるいは発見者である神威人の命名に従ってクンネペソシスマリと呼ばれます。
 黒い毛皮と金色の瞳を持つこのアヤカシは不思議な鳴き声で人を誑かし、眠り込んだ獲物を敢えて起こしてから喰らうと言われます。
 雨を呼ぶ――との言い伝えはあくまで伝承、噂の域を出ません。実際には、雨の日を好んで出没するアヤカシである為だと考えられています。
 高い知覚力を活かした状態異常を仕掛けてきますが、攻撃手段そのものは、物理的に噛み付く程度しかありません。
外見

下級アヤカシ「剣狼」


全長:1〜1.5m
疾走:回避しか行えなくなる代わりに移動力が増す。
速攻:対象の隙を見逃さず、素早く襲い掛かる。
遠吠え:遠く離れた仲間に吠えて連絡する。

 主な武器は鋭い牙と爪の他、身体から生えた剣によって敵を切り裂きます。
 何よりもその素早さが最大の武器で、素早く駆け回りながら相手の隙を見抜いて素早く襲い掛かります。
 頭目の元で群れを為す場合が多く、一体一体は弱くとも、上手く連携して一斉攻撃を仕掛けてきます。
 アヤカシの中でも、偵察や先遣隊、別働隊として行動することが多く、最前線から離れた村や補給部隊、戦闘中であれば側面などから襲撃します。
外見

大アヤカシ「山喰」(ヤマクライ)

賞金:320万文

 魔の森深くに鎮座して、多くの蟻型アヤカシを生み出す特殊な大アヤカシ。
 ゆっくりと、だが確実に地中を掘り進み、配下の蟻アヤカシたちが空洞を広げ続けている。
 そのため、ある日急に山が消えて無くなったという報告もあり、付いた名が山喰。
 地中から突然穴を掘って現れるため、神出鬼没でしかも数が多いため非常に厄介である。
 配下の蟻アヤカシにも様々な種類が存在し、通常の働き蟻から酸を吐き出す種類や、特に強力な戦闘蟻まで。
 蟻たちはひたすら数が多く、強固な装甲を備えているためになかなかに強力。
 魔の森と化した地下空洞を進み、大アヤカシの山喰を攻撃するのは非常に難しいとされている。
 近年、沈黙を保っていたが、冥越近くの集落に山喰の眷族が出現し、人々を攫っているとの報告があり、開拓者ギルドでは救出と戦力撃滅作戦を展開。救出の後には山喰を追い詰める為の作戦を展開した。

【殲魔】山喰討伐作戦(第一次〜第二次)
【殲魔】山喰討伐作戦(第三次〜第四次)
【殲魔】山喰の王穴を攻めよ

 【殲魔】第二回において、激戦の末撃破に成功。
 山喰の眷属たちは散り散りに魔の森内部へと撤退していった。
山喰

(Illustration. 稲田オキキ) 

大アヤカシ「芳崖」(ホウガイ)

全長:約30m

 冥越国を滅亡に追いやったとされる、大アヤカシの一体。
 冥越内部の魔の森に潜んでさほど活発には活動してこなかったものの、近年の天儀の攻勢に伴い、於裂狐や山喰の活動に同調して行動を開始しました。
 蜘蛛に似た姿の巨大なアヤカシで、記録によれば、縄張りとなっている魔の森内部に縦横無尽に糸を張り巡らせて侵入者を探りだし、配下のアヤカシらにこれを襲わせるといいます。
 吐き出す糸は非常に強力であり、斬ることは不可能に近く、火炎や雷撃にも強いおそろしいものです。一度これに絡め取られてしまうと脱出は極めて困難で、それのみならず、吐き出す糸に様々な毒をしみこませたりもします。
 また、先の一戦では恐るべき速度での移動や、まるで一瞬この世に「存在しない」かのように攻撃や物体をすり抜ける能力を持つことが判明しました。これは幻などの術ではないらしく、使用中は、芳崖からも我々からも、お互いに干渉できないことが確認されています。
 非常に狡猾で判断力にも優れる可能性が高く、過去の冥越における戦いでは、天儀軍は作戦をことごとく看破され苦しい戦いを強いられています。会話などの記録は残されていなかったものの、今回の開拓者との一戦では僅かながら言葉を口にしました。

芳崖

(Illustration.つつみ。) 

中級アヤカシ「鬼百足」

全長:10m
怪音波:不快な音波で物理的に攻撃する。
遠吠え:歯を打ち鳴らして配下を呼ぶ。
腐食液:装備を劣化させる腐食性の液が滴っている。
襲撃:移動しながら攻撃を同時に展開する。

 角の生えた凶悪な面構えの百足(ムカデ)型の中級アヤカシ。
 薄く平らな姿ですが、流石に全長10メートルともなると身体が大きく、どこにでも侵入できるとはいきません。
 それでも、身軽さを活かして壁や天井を苦も無く駆け回り、腐食性の液がしたたった牙で襲い掛かってきます。無数の足による素早さと柔軟性を保持しており、移動しながら連続攻撃を仕掛けてきます。
 罠を張って敵を待ち構えることを好むアヤカシですが、敵を見つけると牙をカチカチと打ち合わせて特徴的な音を鳴らし、周囲の配下を呼び集めます。
 牙や尾の針からは腐食性の液が滴っています。この腐食液は装備の劣化を引き起こす効果を持ち、攻撃を受ければ受けただけ装備は劣化していくため、攻撃を受けないよう十分な注意が必要です。
外見

下級アヤカシ「大百足」

全長:3〜4m
毒攻撃:牙や針に毒液が滴っている。
遠吠え:歯を打ち鳴らして仲間を呼ぶ。
速攻:隙を見逃さず、素早い動きで襲い掛かる。

 凶暴な百足(ムカデ)型の下級アヤカシ。  薄く平べったい身体で、全長の割りに小さな隙間からも楽々と侵入することができ、壁や天井を苦も無く駆け回ります。
 牙や針による攻撃を基本戦法としますが、これらの牙と針には神経に作用する毒が分泌されており、攻撃を受けると傷口より毒が侵入する危険性があります。
 罠を張って敵を待ち構えることを好むアヤカシですが、手強い敵と出会うと、牙をカチカチと打ち合わせて特徴的な音を鳴らすことで仲間を呼びます。
 無数の足と柔軟な身体を活かして、素早くで縦横無尽に動きまわって襲い掛かってきます。素早さに優れる反面、防御面には難があるため、敵のペースに持ち込まれる前に素早く撃破するのがよいでしょう。
外見

下級アヤカシ「大化サソリ」

全長:3〜4m
猛毒針:尾の先にある鋭い猛毒の針で攻撃する。
猛毒注入:時間を掛けて強力な毒を流しこむ。
大型クロー:巨大な鋏で対象を挟み込む。
隠密:足音や気配を殺して隠密行動を行う。

 巨大なサソリ型の下級アヤカシ。
 アル=カマルでも多数確認されている。一般的なデススコルピオと同じく、尾の針は強力な猛毒を持つ一方、その巨体から隠密性は低下しています。
 また、大型化に伴い、その巨大なはさみは標的を掴むと同時に拘束効果を発揮しますので、脱出できなければそのまま挟み込んで締め上げ、連続してダメージを受けてしまうでしょう。
 猛毒注入は濃度の高い毒を時間をかけてじっくり注入する攻撃であり、普段であればそう受けることはありませんが、挟み込まれて身動きが取れない時などを狙われると非常に危険です。
 さほど頑丈な装甲を持っている訳ではありませんが、挟みや尾で攻撃を弾く能力に優れるため、隙を狙って的確に攻撃することが大切です。
外見

下級アヤカシ「化甲虫」(鬼カブト他)

全長:1〜3m
短飛行:20〜30秒ほどの短い時間空を飛ぶ。
強攻:大きく身構え、全力で攻撃を行う。
激突:一定距離を助走を付けた強力な体当たり。
大型クロー:巨大な角で対象を挟み込む。

 カブト虫などの甲虫に似た下級アヤカシ。
 クワガタ虫などに似たものもいるほか、特に大きく育ったものは化甲虫と呼ばれます。一般的には鬼カブト程度(約1m)のものが良く見かけられるものの、魔の森内部ともなると大型化する傾向があります。
 全身が甲皮で覆われていて非常に頑丈で生半可な攻撃を軽く弾き返しますが、中身が脆いため、攻撃が通りさえすれば大きなダメージを与えることができます。
 強力な顎や爪を活かして標的に襲い掛かり、角を振り回したり挟み込むなどして攻撃してきます。短距離であれば空を飛んだり、全力疾走して体当たりすることも可能な為、鈍重な外見に油断するのは危険です。
  その戦法は単純で戦術も感じられないゴリ押しであるが故に、正面から立ち向かった場合、実力が及ばなければ一方的に屠られるだけとなってしまいます。下級アヤカシとしてもそこそこの戦闘力があるため、確実にダメージを与える為の手段を準備して一体ずつ確実に叩き潰すのが良いでしょう。
 個々の知能の低さに比べ、あるいはそれ故にたいへん従順です。
 指揮官となる上位アヤカシの命令には絶対服従であり、一糸乱れぬ統率の元に率いられると大変危険です。
外見

下級アヤカシ「大蟷螂」(ビッグマンティス)

全長:1〜2m
短飛行:10〜20秒ほどの短い時間空を飛ぶ。
速攻:隙を見逃さず、素早い動きで襲い掛かる。
牽制:牽制攻撃を繰り返して対象を惑わす。

 巨大なカマキリのような姿をした下級アヤカシ。
 切れ味の良い鋭利な刃を備えており、ゆらゆらとした動きで対象の行動を牽制しつつ、隙を見逃さずに素早く切りかかります。
 多少の飛行能力を持ちますが、基本的には陸上や大木の上を移動して襲い掛かってくるアヤカシであり、飛行能力は木から木へと飛び移るときなどに利用される補助的なものです。
 攻撃力には優れますが身体が柔らかく、防御面では大きく劣ります。戦闘力そのものはさほどでもない為、こちらの隙を見せずに先手を取って手早く撃破してしまうのが良いでしょう。
外見

中級アヤカシ「土蜘蛛」

全長:6m
糸:強靭な糸を吐き出して対象を絡め取る。
大型クロー:巨大な牙で対象を挟んで切り裂く。
毒ブレス:強力な毒の息を吐き掛ける。
毒霧:土蜘蛛の周囲に、常に毒の霧が漂っている。

 大型の蜘蛛系中級アヤカシ。
 鬼のような顔をした蜘蛛で、魔の森や山岳の奥地に潜んで犠牲者を待ち受けます。毒の扱いを得意とするアヤカシで、口や身体から漏れ出る毒が常時周囲に漂い、足を踏み入れただけでもダメージを受けます。
 大型の牙を供えた顎を持ち、1メートル以上の大きさのはさみ状となっていて、対象を挟んで締め上げる。
 この牙には猛毒液が常に滴っており、命中すると追加で猛毒効果を受けます。時には、毒で対象を弱らせて糸を吐き出して捕らえ、じっくりと味わうこともあります。
 小型の土蜘蛛が群れとなって従っていることもあります。
 小型の土蜘蛛は下級アヤカシであり、大きさも1mを越えません。毒ブレスや霧などは使えませんが、毒針は持ちます。
外見

下級アヤカシ「餓鬼蜘蛛」

全長:2m
糸:強靭な糸を吐き出して対象を絡め取る。
弐連撃:対象を一瞬のうちに二回攻撃する。
毒針:毒液の分泌される針を対象に突き刺す。

 虫型アヤカシの中でも特に数の多い蜘蛛型アヤカシの一種。
 蜘蛛の同体と人の手足や顔を無理矢理繋げたような外見をしており、手には鋭い鉤爪を備えます。背中にも巨大な口が付属しており、背後から襲い掛かると却ってこの大口の餌食になってしまうので注意が必要です。
 また、人は勿論、食えるものとあれば動物から作物まで何でも食す非常に貪欲なアヤカシであり、一方の遺跡に出没する餓鬼蜘蛛は食事をとらないぶん凶暴で、獲物を無茶苦茶に破壊するばかりと言われています。
 ただし縄張り意識がかなり強く、上位アヤカシの命令でも無ければその他のアヤカシと協力して戦う事は稀です。
外見

下級アヤカシ「蜂女郎」

全長:1.5〜2m
短飛行:約50〜70秒程度の短時間飛行できる。
毒手裏剣:毒がしみこんだ手裏剣を投げつける。
回避:素早い反応と動きで相手の攻撃を回避する。

参照:《【殲魔】与えるよろこび》

 蜂と女性を組み合わせたような姿をした下級アヤカシ。
 頭部は甲殻に覆われており、羽が生えています。短時間の飛行が可能です。
 手に刺突用の武器を持っており、これは猛毒を滴らせることもできます。鞭などを装備したものもあり、その場合は離れた対象に牽制攻撃を繰り返すことができますが、鞭に猛毒効果はありません。
 毒のしみこんだ針手裏剣を所持しており、離れた敵にはこれを放ちながら近づき、速攻をかけて急所などへ剣を突き入れてくる戦法を取ります。
 服を着て笠を被って女性を装い、旅人を騙すくらいのことは可能で、ある程度の知性はあります。
 とにかく素早いですが討たれ弱いアヤカシであり、その姿を捉えることができれば確実にダメージを与えることができます。
外見

遺跡の守護者「古僵屍」
(こきょうし/こきょんしー)

全長:1.5〜2m
無痛覚:ダメージなどを感じない。
生命探知:視界などに頼らず生命体を感知する。
小回復:自身の生命力を即座に少し回復する。

 天帝宮地下に出現する特殊な僵屍。
 一般的な僵屍は、事故で生じたものであれ、道士らの手で人間の遺体に瘴気を込めて作られたものであれ、専用の札を貼ることで、人間に危害を加えぬよう制御されています。
 一方、地下遺跡で見られる古僵屍は、現在地上で見られる僵屍とは違い、極めて強力な術で構成されていると思われ、札などによる制御は出来ず、その戦闘能力も格段に高くなっています。
 古僵屍は地下遺跡の玄室などに眠っており、侵入者を感知すると共に目覚め、侵入者を排除せんと襲い掛かってきます。ただし、あくまで暴走している僵屍などとは違い、侵入者を排除する為だけに活動しており、周辺を徘徊して無差別に人間を襲うなどはしません。
 彼らは痛みを感じず、生命感知で侵入者の所在を割り出すと、優れた耐久性と回復力を活かして対象を押し包み、毒性のある爪や牙でじわじわと体力を奪っていきます。
 また、中には陰陽術や武術を扱う、更に強力な固体も存在するようです。


(Illustration. Bore
古僵屍


下級アヤカシ「死霊兵」(しりょうへい)

全長:1.5〜2m
無痛覚:痛覚がなく、痛みなどを感じない。
瘴気斬:武器に瘴気を集め、高い攻撃力を発揮する。
急所狙い:相手の弱点を見抜き、正確に攻撃する。

 幽霊系に分類可能なアヤカシ。
 これまでの目撃例がやや少ないため、情報はやや不正確です。
 個々の戦闘能力よりも連携や集団戦を重視したアヤカシで、一糸乱れぬ連携と命令に絶対服従する鉄の規律を持ち、幽霊系ではありますが物理的な攻撃手段を中心に戦います。
 古戦場などで多数見受けられることから、死者の無念や怨念などに瘴気が入り混じってアヤカシ化したものと考えられており、かつて梁山時代に合戦の舞台となった梁山湖周辺もそれに適した地である可能性があります。
 人の姿をしていますが、あくまで黒い影のような姿で目や口などはなく、装備は、戈や槍、弩、剣など人間と同じものを一通り扱うことが可能です。
死霊兵

(Illustration. 深緑 帷) 




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