開拓者は依頼において、自らの力のみで達成が困難であった場合や、
他開拓者と連携の上で距離を置き、個人での行動が重視される状況になった時、時にパートナーの力を借りて依頼を達成する。

特に空戦の必用から各人が龍を初期においてまず保持する傾向があるが、
強力なアヤカシとの戦闘時など、各人を補助する場合においては、騎乗系以外のパートナーも重要性が色濃くなる。

●ジライヤ 攻撃力：○　防御力：○　速度：×　知能：人 身長３ｍ　　体重：180�s　最高速度：25km/h 同体系、精霊召還相棒。巨大な蛙。 １ターンにつき償還者の練力を消費する。 召還している間、召還者は常に練力を符に送り続ける詠唱を続けなければならないため、通常移動・回避以外の行動をとることはできない。 陰陽師がつくりあげた召還符に封じられた巨大な蛙の相棒。 高い攻撃力と底なしの生命力を持つと同時に、見かけによらず人間並の知能を持っている。 やや外見が奇異にうつることを除けば、あらゆる場所で強力な助っ人となるだろう。 イラスト：稲田オキキ

		●ミヅチ 攻撃力：×　防御力：×　速度：×　知能：猿 身長１ｍ　　体重：30�s　最高速度：35km/h 自立系、精霊召還相棒。４本のオールのような足と、背中に斑点を持った生物。 　地上30cmほどに浮かんで行動することができるが、それ以上浮上することはできない。 　もともとは沼などに住む精霊であり、もふらと同じく神様としてあがめられている。 その性格はどちらかといえば温厚であり、危険なことにはあまり協力しようとしないが、 精霊だけあって成長に伴い、威力こそ弱いが数々の精霊魔法を覚えていく。 里に根付いて自力でも生息するもふらと違い、数が圧倒的に少ないため市場での値段は常に釣りあがりがちである。 基本的に人語は解さず、気ままに動くが飼い主の気持ちを汲み取ることはできる。 イラスト：獣道

●鬼火玉 攻撃力：○　防御力：×　速度：△　知能：獣 身長１ｍ　　体重：30�s　最高速度：60km/h 自立系、生体相棒。炎のように紅い身体をしている。 鬼火玉とはその外見及び名前から正体不明の不審火‥‥アヤカシの類であると考えられがちだが、実際は石鏡の湖に見られるケモノの類である。 空を飛ぶことができるが地上２ｍ程度が限界であり、スピードも長時間は早く出せない。 知能は獣並で、性格は人懐こいが、どんな強敵を相手にしても物怖じしない意思の強さを持っている。 初期段階ではあまり役に立ちませんが、成長するにつれて能力が大きく向上していく。 初心者から上級者までお勧めの相棒といえるだろう。 イラスト：昴聡介

		●人妖 攻撃力：△　防御力：△　速度：△　知能：人 身長0.5ｍ　　体重：５〜20�s　最高速度：30km/h 自立系、召還相棒。小さな人間の姿をしている。 人妖とは、高位の陰陽師が空中の瘴気を練り上げ、人間としての知能と意思を持たせたものである。 自らと似たような意思生命体をつくりあげることは誰しも憧れるものであるが、専門職につく、高位の陰陽師といえども瘴気に意思を持たせることは並大抵のものではなく、大半は自らの姿を自覚することなく崩れ去る失敗作か、ともすれば敵としての『アヤカシ』をつくりあげてしまう。 その中で、稀有な確率を乗り越えて人としての意思と思考を持ったものが人妖である。 体長は凡そ30cmほどであり、１mを超えることは稀である。 性格はアヤカシとしてのものが残っているのか、我侭か変わり者かのどちらかであることが多い。 知能レベルも人間とさして変わらないはずであるが、性格のせいか幼く観られることもしばしばである。 貴重性は非常に高く、商店にも殆ど出回らない。美しい人妖の中には所有権を巡って里間の戦争を引き起こしたものまで存在している。 イラスト：miru

●土偶ゴーレム 攻撃力：○　防御力：○　速度：×　知能：人 身長1.5ｍ　　体重：60〜100�s　最高速度：20km/h 自立系、召還・精霊相棒。 土偶ゴーレムとは、素焼きの身体に宝珠を埋め込み、陰陽師がその中に意思を封じこめたものである。 動力としての宝珠と身体との接合はカラクリ技師によっておこなわれている。 形作ることと意思を持たせることを両立させることが難しい人妖と比べると、同じ意思を持った召還生命体としては見かけることも多い。 硬い防御力となかなかの力強さを持つが、いかんせん素体が焼き物であるので動きは遅い。 命中力こそ低いものの戦闘でも物怖じせず、その能力は有用であるといえるが、成長限界は近い。 知能レベルは意外に高く、人語を解することができる。 性格は社交的で、どこかなまっている言葉を喋ることがある。 イラスト：稲田オキキ

		●忍犬 攻撃力：△　防御力：△　速度：○　知能：獣 体長：1m　　体重：45�s　最高速度：55km/h 自立系、生体相棒 忍犬とは犬を生まれて間もない、幼い頃からシノビの里で一種の英才教育を受けた犬である。 犬は夜目がきき、嗅覚にも優れるため夜間任務を主体とするシノビに古くから攻撃、伝達、諜報手段として利用されてきた。 忍犬はかつて対人の諜報が主であった時代に重視されてきたた索敵・情報収集能力を強化役割の他に、アヤカシとの戦闘が重要視される昨今に至り、ある程度の戦闘能力も有するように訓練されている。 知能レベルは訓練された犬と同程度であり、一般的な獣の域から出るものではないが、成長限界近くまで成長した忍犬は忍術を用いることもできる。 イラスト：白亜

●もふら 攻撃力：×　防御力：◎　速度：×　知能：人 体長0.5〜２ｍ　　体重：40〜150�s　最高速度：20km/h 自立系、召還・精霊相棒 天儀において神のつかいと称されるもふらだが、 外見の通り速度はゆっくりとしているものの、意外に力持ちであり荷車と繋げば多くの荷物を運ぶことができる。 食料も雑食でなんでも食べるので、農耕用としても重宝されている。 急がない旅や、重い物を運ぶ際には利用される。 人間並みの知能を持ち、良く喋るが基本的に怠け者であり 戦闘においてもあまりやる気は見せず、扱いは難しい。 イラスト：けけろ

		●猫又 攻撃力：◎　防御力：×　速度：○　知能：人 体長55cm　　体重：4�s　最高速度：60km/h 自立系、生体相棒 猫又とは、精霊の加護を受けて生まれた一種のケモノである。 一部の地域では長く生き過ぎた猫が魔力を帯びたものといわれているが、根本的に発生過程は違い、通常の猫から猫又が生まれることはなく、数も猫又は希少である。 性格はケモノとして時折討伐依頼が出るほど獰猛であり、知能が高い割には混乱を好み、開拓者のいうこともなかなか聞かない。生意気な性格を持ったものは多い。 しかしその精霊魔法を用いた攻撃性能は特筆すべきものがあり、信頼を築きあげることができれば戦闘において大きく開拓者の助力となることだろう。 イラスト：ヤガワ