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初めての方へ
【国の概要(情勢など)】
  シノビの氏族連合が、これを発展させて成立した王国。
各氏族は、陰殻の成立以前から朝廷を歴史の裏側で支えてきた。陰殻の成立後は、表向き距離をおいているように見せているが、裏では深い繋がりを維持し続けている。
陰殻には幾多の氏族が割拠しているものの、シノビは惣国を形成し、主要五十三家による合議制によって陰殻を運営している。ただし、氏族同士の関係は必ずしも良好とは言えず、一部宿敵関係にある氏族は、隙あらば敵対氏族を滅ぼさんとしている。
また、この五十三家の中でも、鈴鹿、名張、諏訪、北條の四氏族を上忍四家と呼び、陰殻諸氏族の多くは前述四家の分家である。

陰殻の主要輸出品は人であると言われる。
かの地は国土の大半を険しい山岳が占め、特筆すべき産業も無く、近年はこれに加えてアヤカシによる被害も増加傾向にあるという極めて貧しい土地であり、シノビ達を傭兵として他国へ派遣する事でしかまともな収入を得る手段が無いのである。
ただその一方、そこまで貧しいにも関わらず、住民の離散や逃亡といった、その窮乏を知らせる事件は殆ど取り沙汰されていない。それは、各氏族のシノビと住民が、陰殻特有の階級制度を伴う厳しい統制下に置かれているからであり、一部では離散者が内々に処理されているとも噂されている。

  陰殻は領土の殆どが痩せた山岳地であり、田畑の多くは段々畑を形成している。極一部を除けば特筆すべき産業も無く、土地の生産性は低く、四季による寒暖の差も激しく、挙句冥越から広がりつつある魔の森に領土の約半分が呑まれつつもあって、陰殻は極めて貧しい。
また、その険しさ故か、陰殻には街道らしき街道も無く、獣道やあぜ道のような細い街道が辛うじて里と里を繋ぐ。こうした険しい地形から、各地に「隠れ里」と呼ばれる小氏族が多数存在し、これらの往来や隠れ里へ至る経路等は関所によって厳しく監視されている。
なお、陰殻には多数の地下水脈があり、複雑な地下水脈は迷路のように広がっている為、必然的に部外者を排除する秘密の抜け道となっている。
【国王説明】
慕容王(ぼようおう)
本名:不明
年齢:外見年齢20代後半  性別:おそらく女性  クラス:シノビ

妖艶な雰囲気を漂わせるシノビ。陰殻国北條家の出身。
本名や年齢、果てはその経歴から性別に至るまで、その殆どが不明。
朝廷と陰殻の一部高官のみがその正体を知っていると言う。
陰殻では、十数年に一度『慕容』の名を賭けた合戦が行われており、この戦いに勝利した氏族の長が慕容王を名乗る慣わしとなっている。従って、陰殻成立以降九十年に渡って慕容王が在位しているが、これは、陰殻の王が代々慕容王の名を継承しているからに過ぎない。 
その戦いの詳細は明らかにはなっていないものの、現在の慕容王が公の場に姿を現すようになって三年前である事から、おおよそ三年前に慕容を決める戦いが行われたと思われる。
【主な都市】
伊宗(イソウ)
陰殻の都。山合いに拓かれた、隠れ里のような集落。
建前上は陰殻の都とされているが、他国の地方都市と比べても見劣りするほどに貧相な街である。
陰殻の秘密主義を象徴するような集落で、部外者が郷への立ち入るには許可を得ねばならない。通常は朝廷からの勅使でもなければ立ち入る事さえできず、禁を破って無断に立ち入れば、たとえ開拓者といえども命を落とす事となる。
通説によれば、山脈の地下に秘密の地下水脈洞があり、遭都へ直接赴けるようになっている。

根来寺(ネゴロジ)
秘密主義的な伊宗と違い、陰殻の中でも幾らかは開放的な街。
東房の僧が開いた寺社を中心に市街が広がる。一般的に、陰殻相手の商取引や交渉等がこの根来で行われる事から物流や往来の交流点となっており、「陰殻表の顔」と呼ばれる。
他方、幾ら解放的な根来といえども、街の中には多数のシノビが密偵として潜んでおり、常時外来者を監視している。
【その地域独自の物・組織・建物など】
鈴鹿(すずか)
「忠臣は二君に仕えず」を是とし、朝廷に対して絶対の忠誠を誓ってきた氏族。
所属するシノビも生涯ただ一人の主君に仕える事を求められ、本人が心に決めた主君であれば、それがたとえ朝廷に弓引く者であろうとも赦され、今生の別れとして里から追放される。
その一方、鈴鹿では不忠者には厳しい制裁が科される。これは先程の例えと同様、朝廷の敵を裏切った者に対しても適用され、不忠者と看做されたシノビには死よりも辛い苦痛が待っている。この苛烈なまでの流儀から、彼ら鈴鹿のシノビは「忠狂い」「忠義に忠義を誓っている」とまで称されている。

名張(なばり)
鈴鹿とは違い、特定の君主を持つ事を良しとしない氏族。
金さえ払えばどのような相手に対してもシノビを手配する事で知られており、敵対する者同士それぞれに対し、同時にシノビを手配する事さえある。ただし彼等は金で動くが、一度受けた仕事は、相手が約束を守る限り必ず完遂する。
そうした特長から、例え親兄弟であろうとも躊躇無く始末できる心構えが求められ、抜け忍や寝返りといった裏切り行為を一切許さず、裏切り者は必ず始末する。これらは「外道の法」と呼ばれ、シノビ達から恐れられている。

諏訪(すわ)
シノビ五十三家の中でも最も穏健な氏族。
諏訪最大の武器は「情報」であり、その技や忍術も、そうした諜報活動に役立つものを中心に構築されている。彼らの情報網は広大であり、全国に放たれた多数のシノビからもたらされる情報により、正確な世界情勢を把握している。
そうした性格上、天儀各地に多数のシノビが潜んでいるという事もあって、抜け忍に対する追求は比較的緩やかであり、抜けると同時に粛清の対象となる程過激ではない。
また、シノビの中にあっては珍しく、慕容王を巡る争いからも距離を取り、惣内部では調停役に廻る傾向が強い。

北條(ほうじょう)
陰殻における対アヤカシ強硬派。
彼等は戦場における後方撹乱を得意とし、またその一部は他国において盗賊とシノビの二足の草鞋を履き、事実盗賊行為によって普段の鍛錬と収入を兼ねてさえいる。北條においては、掟を守る限りは各シノビの行動は完全に放置されているのが実情だ。
また、支配下のシノビに対しても、今までと同様掟を守り、忠誠を捨てぬ事と引き換えに開拓者となる事を全面的に許可しており、そうした者達は、俗に「草」「隠れシノビ」と呼ばれる。その一方で名張と同様、抜け忍に対する粛清は徹底的であり、家族恋人をも手に掛けるという血の掟に縛られている。
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